首相公選制

について

2018/12/2

毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、

さて本日は『日本の総理大臣は、公選制にすべきである。賛成か反対か。』でした。

賛成意見は、

  • 「国民の政治意識が上がる」

  • 「より国民の意思に近い候補者が総理大臣になれる」

  • 「『国民から選ばれた』と自信が持てる」

という意見がありました。

また、「今は、すでに議会制民主主義が成り立っておらず、総理大臣が半分きまっているような状態」

なんていう、なかなか厳しい意見もありました。

反対意見は、

  • 「人気がある・ないで総理大臣が決ってしまう」

  • 「その時の話題性で左右されてしまう」

という資質の面や、

  • 「第一党とは異なる政党から選ばれると、政治は不安定になる」

という意見も出ました。

なかなか拮抗していましたね。

「『面白そう』だけではだめだ」、という意識はみんなにありました。

いろいろな意見を通して、さらに知識をつけていただきたいと思います。

次回も楽しみにしております。

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※当校の『意見練習』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。

参加者は、中3生と中2以下の希望者です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。


ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。