制服の必要性
2019/2/24
毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、
さて本日は『学校生活に、制服は必要である。賛成か、反対か。』でした。
賛成意見は、
家庭の格差や貧富の差がわかりにくい。
仲間意識や団結力が高まる。
毎日服を決めるのはめんどくさい。
服装に気をとらわれない。
という、意見が出ました。
反対意見は、
転校や成長によって買い直す必要がある。
私服比べて高価。
頻繁に洗えないので不衛生。
個性を示せない。
という意見が出ました。
『制服の欠点』が示され、『私服の優位性』には触れられていない意見が大勢を占めていました。
制服が当たり前であり、私服にあまりピンと来ていないようですね。
「『みんないっしょ』が心地いい」ということでもあるかもしれません。
自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。
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※当校の『意見練習』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
参加者は、中3生と中2以下の希望者です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。