部活動の実施
について
2020/10/11
毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、
本日は『中学生の部活動は、廃止すべきである。賛成か、反対か。」でした。
スポーツ庁からのガイドラインの提示もあり、部活動の在り方が問われています。
ご家庭での関心も高いのではないでしょうか。
さて、生徒たちの意見です。
賛成意見はこちらをクリック
学業成績には個人差がある
休みが少ないと体の負担が大きい
目標に固執することで人間関係が悪化する恐れがある
先生の仕事量が多くなる。
負担が大きく、授業に支障を起こす。
保護者の送迎の負担がある
外部で行えるものもある。
休日に勉強できる
熱中症やけがの恐れがある。
いじめが起こることもある。
休日が少なくなる。
部費が高いものもあり、保護者の負担がある。
テスト3か前まで部活があり、テスト勉強が十分にできない。
指導時間が給与に含まれていない
先生・生徒ともに授業への負担がある。
体罰・暴言がある。
家族間の時間が持てる
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
反対意見はこちらをクリック
運動不足になる
団体スポーツは外部よりもチームをつくりやすい
部活引退=受験勉強開始になる
上下関係、周りとのかかわりの練習になる。
友人や同じ趣味の人に出会える
人間形成・社会性が養える
授業では味わえないことがある
部活での思い出が作れる
社会で生かせる力がつく
部活の仲間がいろいろなことをする支えになる
体力・精神的に強くなる。
ストレス発散になる。
生徒の自主性が育つ⇒学習指導要領より
他学年の仲間ができる
打ち込むものができる。
青春
文武両道を目指せなくなる
学校の広告になる
将来の道が狭くなる
努力する達成感が感じられる
授業で役に立つことがある
実際、部活動を引退したばかりの中3が経験をもとに出した意見です。
部活はあった方がいいという生徒が多数を占める状況でした。
自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。
『Opinion Training(意見練習)』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。