東京
オリンピック
の開催
について
2021/2/14
毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、本日は『東京オリンピックは、開催すべきではない。賛成か、反対か。』でした。
日本中の期待が高まったオリンピック開催ですが、このコロナ禍の状況で、開催の是非が世界的にも問われている状況です。
さらにはここに来て、オリンピック·パラリンピック組織委員会会長人事もごたごたしてますし…。
さて、生徒たちの意見です。
賛成意見はこちらをクリック
コロナがまだ収まっていないから
参加選手が集まらないかもしれないから
医師や看護師の負担が重い
感染拡大するから
人命最優先
オリンピック中は好況になるが、終わると不況になる傾向がある
追加費用の負担を抑えられ、浮いた費用を国民への補償に充てることができるから
他の大会が中止になっているのに、オリンピックだけ開催するのはおかしい
日本国内の感染者が減っても、他の国が多ければその国は選手を派遣できない
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
反対意見はこちらをクリック
コロナ収束に向けて国際意識が高まる
商業への大きな経済効果が見込める
経済効果によって暮らしが楽になる
記念すべきことだから
もう、延期できない
オリンピックのために頑張った人たちがかわいそう
年齢的にぎりぎりの人たちが、次は出られない
夏はウィルスが弱まる
IOCでもJOCでも、中止を言い出した方が違約金を払わなければならない
延期に振り回されても、選手の気持ちを考えると開催すべき
経済を回せる
頑張ってきた人たちの努力が無駄になる
オリンピックのために、多くの資金を使ってしまっている
すでに販売しているチケットを払い戻ししなければならない
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
賛成意見(開催すべきではない)は
コロナが終息していない状況で、無理してやるべきではないという危機感ですね。
反対意見(開催すべき)は、
選手や関係者の気持ちから、なんとか開催してあげてほしいという願望ですね。
このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。
『Opinion Training(意見練習)』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。