宿題は

遊んでから

やる

2018/12/16

毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、

さて本日は『宿題は、遊んでからやるべきである。賛成か、反対か。』でした。

賛成意見は、

  • 楽しい気分が残っているので、勉強がはかどる

  • 満足感がある

  • 時間が限られているので、ダラダラやらない


など。


反対意見は、

  • 就寝時間に近づくと効率が落ちる

  • 遊びすぎると宿題の時間が削られる

  • 遊んでいるときに勉強のことを考えるので、テンションが下がる

  • 先にやった方が時間を有効に使える


など、もっともな意見が多い。

先に宿題をやる方が説得力がありました。

目的達成が重要ですから、手段はどちらでも構わないわけですよね。

自分の性格によっても変わってくるので、「『気分』ではなく、自分に合う手段をしっかり考えよう」という話をしました。

いろいろな意見を通して、さらに知識をつけていただきたいと思います。

次回も楽しみにしております。

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※当校の『意見練習』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。

参加者は、中3生と中2以下の希望者です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。


ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。