コンビニの
24時間営業
について
2019/11/18
今年度も毎週日曜日に『OPINION TRAINING(意見練習)』を実施しております。
さて昨日は『コンビニの24時間営業は、廃止すべきである。賛成か、反対か。』でした。
フランチャイズオーナーの労働時間過多等の労働問題で、24時間営業だけでなく正月を開店させるかどうかなども挙げられていますよね。
賛成意見(24時間営業廃止)は、
光熱費・人件費が利益を上回る場合がある。
人手不足による過重労働が起こっている。
深夜の騒音がある。
深夜に駐車場に若者が集まってしまい、治安が悪い。
という意見が出ました。
反対意見(24時間営業するべき)は、
好きな時間に買い物がしたい。
避難場所になる。
働く時間を選べる。
雇用が拡大する。
効率的にものが運べる。⇒物流の効率が良い
などの意見が出ました。
もちろん、地域の状況等に合わせて選択することができれば、それがいちばんよいと思いますが、あえて0か100かの意見にすることでそれぞれの課題が見えてきます。
自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。
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※当校の『OpinionTraining(意見練習)』とは
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。