消費税の廃止

について

2022/12/10

毎週土曜日恒例の、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』

本日は、消費税は廃止すべきである。賛成か、反対か。」でした。


コロナ禍もあり、異常な円安傾向もあり、日本の景気の低迷は脱する見通しはなかなか立ちません。 政党でも意見が異なります。

感情的には、「ない方がいい!」なんでしょうが…。



さて、生徒たちの意見です。

賛成意見はこちらをクリック

  • 消費税は誰からでも同じ税率で徴収される税金なので、収入が低い人ほど金銭的な負担が大きくなるから。

  • 消費税にお金を使わない分、他のことにお金が使えるから。

  • 消費税は企業の経営悪化を招くから。

  • 給料は上がらないのに消費税だけが上がると生活が苦しくなるから。

  • 消費税があるから、店の売り上げが減っている。

  • 裕福な人とそうではない人が同じ消費税を払っている。

  • 消費税を廃止した国がある。

  • 収入額低い人の金銭的な負担が減る。

  • 景気が上がる。

  • 景気の悪化につながるから。

  • 中小企業への負担が増えてしまう。

  • 国民の負担が軽減できる。

  • 10%以上になると、購買意欲が低減する。

  • 消費者の出費が抑えられる。

  • 実態生産が増進し、GNPが拡大するから。

  • 経済が活性化され、税収が増える。

  • 消費者の負担が軽くなる。

  • 企業の負担も軽減できる。

  • 10%分の出費がなくなる。

  • 税率が上昇する問題がなくなる。

  • 他国のように内閣支持率が上がり、よりよい社会が築ける。


※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

反対意見はこちらをクリック

  • 働く意欲が阻害されない。

  • 安定した税収を確保できる。

  • 世代に関わらず、平等に納税できる。

  • 社会保障が手薄くなるかもしれない。

  • お金がとられるけど、一部は自分に戻ってくるから、仕方がない。

  • お年寄りが増えているから仕方がない。

  • 安定した税収が確保できれば、安定した国家運営が可能になる。

  • 脱税の防止につながる。

  • 高福祉高負担ではなくなってしまう。

  • 税収が減る。

  • 廃止した際の対応で経済が混乱する。

  • 消費税のおかげで税というものを身近に感じられる。

  • 訪日外国人からも徴収できる。

  • 景気が良すぎる時に健全なブレーキになる。

  • 消費税は所得税ではないので、働く意欲が阻まれない。

  • 税金による社会保障制度で国民は助けられている。

  • お金持ちの人も所得の低い人も同じ額の税金を支払うことで平等になるから。

  • 消費税は景気の変動に左右されにくく、税収額が安定的だから。

  • 消費税は捕捉率が高く、税収漏れが少ないから。

  • 他の税が上がるので、給料が下がる。

  • 日本が貧しい国になる。



※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

賛成意見(廃止すべきである)は、

消費税による金銭的な負担が不公平であることや、負担が大きいことが挙げられました

反対意見(廃止すべきではない)は、

社会保障の財源がなくなることと、廃止した際の対応が大変であることも挙げられました。

このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。



『Opinion Training(意見練習)』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週土曜日に行っています。

今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。

ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。