2026/1/25
毎週末開催する、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』
本日は、「日本は自国の軍隊を持つべきである。賛成か、反対か。」でした。
現在の世界情勢が、「第3次世界大戦の『戦前』である」という見方もあり、日本の在り方や立ち位置を身近な問題として考える必要があります。
さて、生徒たちの意見です。
自国の軍隊を持てば、他国に頼らず、国を守ることができる。
他国に対する抑止力が高まる。
国際的な発言力が向上する。
大国に囲まれている中、軍隊を持っていないのは危険だから。
日米関係に依存し過ぎていると、いざとなったときの対応が遅れるかもしれないから。
他国に向けて、責められても対抗ができるということを大きく示すことができる。
軍隊を持つことで、周辺の国への抑止力になる。
自衛隊は防衛のための必要最低限の武力しかないため、何かあったときに対応しきれないことがあるため。
他国に依存しない軍隊があれば、国際情勢に左右されず武力を保てる。
他国に頼らず緊急時でも主体的な防衛ができる。
軍事力を持つことで、安全保障や外交交渉での立場が強くなる。
ミサイル開発や軍拡を進める周辺国に対する抑止になる。
憲法における自衛隊の存在のあいまいさを解消するため。
他国に頼らず、緊急時に迅速な判断と行動ができる。
軍隊を持つことで、他国が日本に攻撃しにくくなる可能性がある。
国連などで安全保障について、より対等な立場で意見を言える。
実際には自衛隊が高い軍事力を持っており、法的にも実態に合わせるべきだという考えがある。
攻め込まれたら確実に守り切る体制を見せることで、攻撃される可能性が減る。
自衛隊の憲法明記によってその存在を明文化し、違憲議論に終止符を打つ。
軍事的な相互作用が明確化される。
アメリカなどの他の国に依存せず、自国防衛ができる。
国連加盟国のほとんどが軍隊を持っている。
実質的には軍隊を持っているのに、軍隊ではないというあいまいさを解消できる。
対等な外交関係を築くことができる。
自国の軍隊を持てば、日本は日本自身の判断で国を守ることができる。
軍事力を持つことで、周辺国への抑止力となり、攻撃されにくくなるかもだから。
自然災害の多い日本において、軍隊を持つことは国民の命を守る一つの手段になるかもだから。
PKOなどにおいて、他国の軍隊と同等の役割を果たし、国際社会での責任を果たすべき。
軍事力を持つことで、外交交渉などで日本の立場が強くなり、国際社会で影響力を持てるから。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
終戦後日本が築いてきた平和国家という国際的信頼が低下する。
教育や福祉、医療などの予算が削られる恐れがある。
日本が軍隊を持つことで、周辺国の緊張が高まる。
憲法9条が禁じる戦力に該当し、平和主義の理念に反するから。
軍備増強が近隣諸国を刺激し、軍拡競争や戦争に巻き込まれる危険を高めるから。
多額の防衛予算が社会保障や教育を圧迫するため、軍事より生活や外交を優先するべきだから。
日本国憲法の第9条に違反しているから。
多額の費用が掛かることが考えられ、国民の経済的負担が高まることが考えられるから。
憲法第9条が日本の平和と繁栄を支えてきたとし、武力による解決を否定する姿勢を貫くべき。
軍隊を持つことが周辺諸国との緊張を高め、軍拡競争を招くリスクがある。
同盟国が開始する戦争に日本が直接関与したり、自衛隊員が戦地で犠牲になったりするリスクが高まる。
軍事力を強めると周辺国との緊張が高まり、かえって対立が深まる可能性があるから。
軍隊を維持するには、多額の税金が必要になるから。
アジア全体で軍備補強が進む悪循環を招いてしまう。
軍隊を維持するには、莫大なお金が必要。
平和国家としての中立的な立場での外交力が低下する。
軍に関する費用が掛かって、教育や福祉に回すお金が減る。
国民の思想的に『軍=戦争=悪』と受け取られ、反発を食らう。
戦後日本が築きて来た平和国家という国際的信頼が損なわれる可能性がある。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週土曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。