2024/12/8
毎週末開催する、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』
本日は、「アメリカ軍基地は、すべて撤退させるべきである。賛成か、反対か。」でした。
民主党政権のときに、問題は大きく変化しました。
来年初頭より、アメリカ大統領がトランプ氏に代わります。
在日米軍の在り方も、大きく変わっていく可能性があるとも言われています。
日本の立場は、どうするべきか。
さて、生徒たちの意見です。
米軍の訓練等の騒音や環境汚染、米軍人等による事件・事故が多く、危険。
米軍がその地域を守れるかわからなく、逆に攻撃目標となってしまうのではないか。
米軍人の犯罪が年間平均150件以上起きていることが現状であるから。
外来機による近隣住民の騒音被害があるから。
アメリカ軍基地撤退に向けてのデモ活動が起こっているから。
アメリカ軍基地から飛行機などの燃料油がもれて川や海に流れ、汚してしまう問題があるから。
米軍の事故が年間41件以上あり、危険だから。
米軍が日本に駐留し、活動するためには経費がかかる。
基地がなくなることで、米軍基地にかかる日本の負担費用が減少されるから。
訓練中の事故や米軍人犯罪が多発しているから。
訓練などの騒音や環境汚染、米軍人等による事件・事故が多いから。
日本が米軍の施設を建てるための場所を提供しなければならないから。
米軍が日本で活動するための経費が多くかかるから。
米軍が日本で活動する際の騒音や環境汚染の心配があるから。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
日本がもし戦ったとき、いっしょに支援してくれるから。
米軍基地が身近にあることで、互いの文化などを知ることができ、日米関係が良好になる。
アメリカが日本にいるからこそ、今のアジアの国々の平和があるから。
米軍は核を持っているため、日本に攻めるのをあきらめる場合がある。
日本とアメリカの関係が途絶えると、他国にも悪影響を及ぼす。
アメリカ軍がいることで日本の安全が保障されているが、もしも米軍基地がなくなると、危険に冒される場合がある。
米軍基地があることで、経済や文化など、いろんな部分で仲良くできるから。
自衛隊が日本を守るために他国と戦うとき、日本にいる米軍が味方をしてくれるから。
日本の防衛力が低下してしまうから。
中国などの国が日本に攻めてくる可能性が高まるから。
日本を守るために他国と戦う際、自衛隊に米軍が支援してくれるから。
経済や文化などの様々な交流により、日本とアメリカが仲良くできるから。
他国から日本が攻撃・侵略されたときに、米軍が守ってくれるから。
日本とアメリカが経済や文化などの様々な面で仲良くできる。
軍関連契約、個人消費、防衛施設設備事業、日本人雇用などで2,454億円以上の経済効果がある。
第三国からの侵犯・侵略に際し、日本の防衛が低下し、沖縄県民・日本国民の安全がおびやかされることになるから。
基地が存在することによる隣国の抑止が低下することになる。
日本とアメリカが文化など多くの場面で仲良くなれる。
韓国や中国などの他の国に対する抑止力がなくなってしまう。
日本の災害発生時に在日米軍による救助をしてもらうことができなくなる。
東アジアや太平洋での有事の際、アメリカによる迅速な対応ができなくなってしまう。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週土曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。