2024/11/17
毎週末開催する、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』
本日は、「高校の校則は廃止すべきである。賛成か、反対か。」でした。
中学から高校へ、緩い・厳しいが高校の特徴にもなります。
以前からも、『ブラック校則』などで、いろいろな意見・見方が出てきています。
生徒も校則に対して、少なからず意見を持っているものです。
さて、生徒たちの意見です。
髪を染めていてもアクセサリーをつけていても、勉強することはできるから。
校則がなかったら、生徒が自由に学校生活を過ごせるから。
校則が厳し過ぎると学校生活のストレスになる。
自分で判断する力をつけることができる。
自由を味わうことができる。
生徒一人ひとりの個性を大切にできるから。
生徒それぞれの個性をつぶすことになるから。
昔の価値観を押しつけないでほしい。
意味のない校則や決まりが多く、先生の都合によって理由をつけているから。
生徒が自由に育つ。
堅苦しさがなくなり、学年が越えた交流がさかんになる。
生徒が自由に育ち、個性豊かになる。
ブラック校則が消滅する。
学校内での娯楽が増えて、生徒たちも行きたくなる。
校則や制服のない学校では東大合格率が高いというデータが出ていることから、生徒の平均学力が向上する。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
社会的に通用する人間になるための訓練になるから。
もし校則を守らなかったら、罰があるということを学ぶことができるから。
社会に出るとルールや決まりはいくらでもあり、慣れておくため。
校則は、社会へ出てからの法律を守るための準備となっているから。
校則には学校の秩序や規律を維持し、生徒の安全や教育影響を保つ役割があるため。
学業に集中できる環境を保つべき。
人としての協調性や忍耐力が身につけられる。
勉強することが第一であり、おしゃれをする場ではない。
自由になって、やんちゃなことをする生徒が増えるから。
生徒どうしのトラブルが多くなるから。
学校は社会で求められるルールやマナーを学ぶ場であり、いざ社会に出たときに生徒自身が困る可能性があるから。
学校全体の風紀が乱れる。
授業中にスマホを触ったりする生徒が増えて集中できない。
児童・生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長・発達していくため、各学校の責任と判断のもとに、それぞれ定められる一定のきまりとされているから。
一人がちゃんとしていたら、全体が良い印象に見えるから。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週土曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。