2024/11/10
毎週末開催する、中3受験生対象『OPINION TRAINING(意見練習)』
本日は、「体育大会は必要である。賛成か、反対か。」でした。
各中学が体育大会・体育祭が行われ、中学3年生にとって、最後の「燃える」行事が終了しました。
最近は、平日に行う、午前中で終了するなど、体育祭のあり方も変化してきています。
さて、生徒たちの意見です。
同じ目的に向かうために協力し合うことを学習することができるから。
学校生活での思い出をつくることができるから。
クラスなどの集団の仲が深まるから。
運動能力を向上させることができるから。
学校生活のいい思い出になるから。
同じクラスの人と協力することで、もっと関係を深めることができるから。
練習で運動不足の改善をすることができるから。
学校内での伝統的な行事だから。
学年どうしの交流になるから。
心身ともに健全な生活の実践に必要な習慣や態度を育成できるから。
体力の向上を図るため。
応援団など、普段できないようなことができるから。
体育大会があるからという理由で、当日までの授業をがんばろうとする生徒がいる。
学校生活の思い出になる。
体育祭への姿勢で、その人の新たな一面を見つけることができる。
クラスみんなで行うことなので、コミュニケーションが円滑になる。
友だちやクラスメイトと絆を深めることができ、いい思い出になるから。
準備から体育祭が終わった後に感じれる達成感があるから。
体を動かすことで健康になれる。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
運動が不得意な生徒が苦痛に感じるから。
体育大会で練習中などに熱中症になったというニュースが毎年たくさんあるから。
放課後の時間が練習によってつぶれる場合があるから。
運動することが嫌いな生徒にとって苦痛だから。
練習に多くの時間を要してしまい、大変だから。
体育大会が理由で休む人が出る。
体育祭練習の姓で、時間が無くなる、勉強に支障が出る。
戦犯扱いされる人がいて、逆にクラスの輪になじめない。
けがの恐れがあるから。
団体戦で足を引っ張ってしまうと、「お前のせいで負けた」などと、いじめに発展するから。
男女の練習方針の違いで、結構の確率で もめるから。
肉離れや足をつるなど、けが人が続出するから。
練習後の教室が臭い。
全員が楽しんで参加する行事ではない。
運動が得意・不得意で左右される行事。
勝敗が決まるので、その負けた生徒の間で劣等感が生まれる。
※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。
『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。
このトレーニングを通して、自分の意見を持つ習慣をつけ、また、自分との反対意見に対する理解も深めることで、さらに発信していく力になっていくことを期待しています。
当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週土曜日に行っています。
今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。
普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。
主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。
あらかじめ意見を調べてきて、発表します。
ここで大事にしているのは、
会の結論として、賛成か反対かは決めない。
賛成意見と反対意見を両方調べてくること。
挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。
私自身の個人的な意見は言わない。
ということ。
意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。
また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。
いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。
意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。
これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。
生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。