Go To

キャンペーンの

東京都対象

について

2020/9/26

今年度も本日より、毎週日曜日に『OPINION TRAINING(意見練習)』の実施を始めました。

さて本日のお題は『GO TO キャンペーンでは、東京都への旅行および東京都民の旅行は、対象から外すべきである。賛成か、反対か。』でした。

昨日、対象とすることが決まりましたが、賛否が大きく、ニュースでも大きく取り上げられています。

ご家庭での関心も高いのではないでしょうか。

さて、生徒たちの意見です。

賛成意見はこちらをクリック

  • 東京はウィルスが蔓延しているイメージがある

  • 東京へ行くことで感染リスクが高まり、ウィルスを持ち帰る危険性がある

  • 東京は感染経路がわからないケースが多く、どこで気をつければよいかがわからない

  • 都民に対する周りの目が厳しい⇒差別になる

  • ウィルスがばらまかれる危険性がある

  • 接待を伴う飲食店に行ってしまう

  • 感染が少ない地域にも、感染者が増えてしまう。

  • 経済よりも国民の命を守る方が大切


※賛成・反対各意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

反対意見はこちらをクリック

  • 人口が多い東京が参加しないと経済効果が薄い

  • 地方の飲食店もつぶれてしまう

  • 終息してからでは、経済を再生できないかもしれない

  • すべての人がウィルスを持っているわけではないので、対策をしっかりすればよい。

  • 東京だけ除外では、不公平である。

  • 東京だけでなく、大都市はすべてリスクがある。

  • 東京都民がもたらす経済効果が高いから。

  • 東京は宿泊施設が2,883軒あり、全国1位だから、対象に入れないと厳しい

  • 平成29年度の訪都日本人は5億2311万人であり、この経済効果は大きいため、除外するべきではない

  • 東京都の感染者及び感染のもとは23区内に集中している

  • 高級ホテルに泊まれるチャンス。

  • 飲食店や宿泊施設だけでなく、旅行会社を助けることにもなる

経済を回さなければいけないとはわかっているものの、感染への恐怖感は尽きない、という意見が多いですね。

自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。

『Opinion Training(意見練習)』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。

今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。

ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。