学歴は

必要である

2019/2/3

毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、

さて本日は『学歴は必要である。賛成か、反対か。』でした。

学歴といっても、高卒・大卒や大学偏差値の高低等の限定はしておりませんので、いろいろな視点から意見が出ていることはお含みおきください。

賛成意見は、

  • 一流の会社に入ることができる。

  • 大学に行った方が就職の選択がしやすい。

  • 収入がよい

等のよく出る意見に加え、

  • 会社側も能力があるかどうかがわかる

  • 起業する上で、信用がつく

  • 勉強に必要な体力は仕事にも必要

  • 家庭環境がよい印象がある

など、それを持っている人物だけではなく、周りの判断を客観的に考えた意見も出ました。

反対意見については、『学歴は必要ない』ではなく、『学歴が必要、と判断するべきではない』という視点でご覧いただいたほうがいいですね。

  • 個性が認められ、学歴を問わない企業が増えている。

  • 高学歴ニートが増えている。

  • 高学歴でも低学歴と同じ扱い。

  • 周りからのプレッシャーが強い

など、実際の社会の状況を反映した意見や、

  • 資格を取ることで、学歴に差がなくなる

  • スティーブ・ジョブズのように高卒でも大成功している人もいる。

  • 学歴がなくても、専門的な知識で成功している人はいる。

など、実例なども出ました。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツはお役所的には高卒ですが、大学中退なので、ちょっとニュアンスが異なることもありますね。

いろいろな意見を通して、さらに知識をつけていただきたいと思います。

次回も楽しみにしております。

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※当校の『意見練習』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。

参加者は、中3生と中2以下の希望者です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。


ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。