定期テストの

廃止について

2019/12/8

毎週日曜日の『OPINION TRAINING(意見練習)』、

本日は『定期テストは廃止すべきである。賛成か、反対か。』でした。

東京都の千代田区立麹町中学校で定期テストと宿題を廃止したことが、大きな話題になっています。


しかしその実現には、地域事情や家庭事情等の配慮も必要であり、賛否両論ありますよね。

賛成意見はこちらをクリック

  • 自立心が芽生える

  • 教師の負担軽減

  • テスト勉強ではなく、受験勉強ができる。

  • 一夜漬けがあり得る。

  • 順位が出て、いじめにつながる。

  • テストを休むと、評価が下がる。

  • テスト勉強以外の勉強をやれる。

  • 学んだことは単元テストで確認すればよい。

  • 単元テストであれば、高得点を取りやすい。

  • 定期テストは保護者からの期待が大きく、プレッシャーが大きい。


※賛成・反対欠く意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

 『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

反対意見はこちらをクリック

  • 成績がつけられない

  • 自分の理解度を反省する機会がなくなる。

  • 理解度を確認できなくなる。

  • 勉強する習慣がなくなる。

  • 学力低下への不安

  • 高校入試への実力がわからない。

  • 成績が教師の心ひとつになってしまう。

  • 最近は教師への信用が低下しているので、決定権を握らせてはいけない。

  • 学習能力の把握ができない。

  • 勉強に対するモチベーション(動機づけ)が低下する

  • テストの経験が不足し、高校入試に影響がある

  • 自分の能力の位置がわからない。

  • 短期目標が持てなくなる

  • 高校に入ってから急にテストが多くなってしまう。

  • 勉強しない人が増える

  • 発表が苦手な人が不利になる

  • 応用問題に触れる機会が減る

  • 市販のテストが導入されることが考えられるので、コストがかかる。

  • 単元テストの回数が増加する。


※賛成・反対欠く意見の数の違いは、同意見をまとめた結果です。

 『賛成・反対意見の強い・弱い』とは異なります。

実際、テストは嫌いなものの、テストがなくなることに対する危機感は大きいようです。

自分の意見を気軽に持つことに慣れていくことで、発信していく力になっていくことを期待しています。

『Opinion Training(意見練習)』とは

当校では、いろいろなことに自分の意見を持つ、という練習を毎週日曜日に行っています。

今年度の参加対象者は、受験対策を受講している中3生です。

普段から意見を持つことに慣れていないので、ディベートではなく、その一段階手前です。

主題は、時事・政治ネタから身近な生活についての話題など、多岐にわたります。

あらかじめ意見を調べてきて、発表します。

ここで大事にしているのは、

  • 会の結論として、賛成か反対かは決めない。

  • 賛成意見と反対意見を両方調べてくること。

  • 挙手制ではなく、全員発表する「指名制」。

  • 私自身の個人的な意見は言わない。


ということ。

意見を戦わせることが目的ではなく、「自分の意見を持つこと」が目的ですから、勝ち負けではありません。

また、私が個人的な意見を言ってしまうと、大人の意見であり教師の意見ですから、生徒の意志を左右させてしまうことにもなります。

いろいろな意見を聞いて、自分の意見もどんどん変わっていい。

意見が変わるのは知識を得たからであって、成長している証拠。

これによって、さらに自分の知識や意見が深まっていきます。

生徒がいろいろな物事に対して、いい意味で「意見を気軽に持つ」ことに慣れていってほしいと思っています。