まだ馬の水晶体であったころ(2024)
まだ馬の水晶体であったころ(2024)
2024年10月31日(木)~11月11日(月) 「まだ馬の水晶体であったころ」(Room_412)
メロが真冬に死にました。小さな身体が寒いだろうと思って泣きました。 獣のたましいについて考える時、あらゆる存在にとってひらかれた楽園が欲しいと思います。 そこは、暖かくて、食べ物に困らず、苦しみや痛みがない場所です。 私が死んだときは、その楽園に行って、彼女をもう一度抱きしめたいです。
<私たちがまだ小さな鳥類の一対の眼球であったとき、それは薄緑色で、あなたが好きで好きでたまらなかった。 あなたを眺めたい、そのためだけにその小鳥は内斜視になって、次の季節を待ち続けた。意識と身体をばらばらに して、やわらかな液体に浸して溶かしながら。さまざまに姿形を変えて、一瞬のあいだ、こうして人間の女の子に生 まれることができてうれしい。<こうやって、ハグができる!>身体にはもう慣れた?私はまだ、きっと、死んでもずっと。 鋭くなくなっていくことは悲しい、けれど、こころも自然の一部なのだから、きっと切なくなってはいけない。>