バンド活動にあたって、目標や区切りとなる音源作成。
挑戦してみたいけど、どうやってやるのかいまいちイメージし辛いものです。
そこで、2019/1/27(日)にレコーディングを行った≒me(ニアリーイコールミー)のレコーディング風景とともに、レコーディングとはどのような感じなのか知っていただきたいと思います!
まずは打合せ!
どんな音源を作りたいか!をお聞きします。
デモなのかしっかりとしたリリースなのか、録音曲数、制作期間、完成形のイメージなどを元に、録音方法を決めていきましょう。
・録音方法
●一発録り/楽器隊全員が同じ部屋で同時に録音
→録音時間を短く、またスタジオ練習の感覚で録音できますので、初めてのバンドにもお手軽です。マイクに他の楽器の音が大きく入ってくるので、後のミックスの際調整が効き辛い場面があります。
●マルチ録音/クリックや仮音源をガイドに、各パート別々に録る
→各楽器の音が完全に分かれているので、ミックスで音源の完成度を高くできます。クリックや録音に合わせて演奏しますので、ある程度慣れが必要です。録音時間が長くなるため、一発録りに比べるとコストが掛かります。
今回は2曲録音、しっかりとした音源を作りたいとの事でしたので、8hパック・マルチ録音ですべての楽器を別々に録り、じっくりミックスをやっていくことになりました。
ドラムREC
まずはドラムから。
クリックや仮録りのオケをヘッドホンで流しながら録音していきます。演奏しやすいように、手元のCueBoxでモニターのバランスを調整しましょう。今回はクリックを基準に録音しましたので、特定箇所の録り直し(パンチイン)も比較的容易です。
ドラムは曲の土台となるため、しっかり録りましょう!
ベースREC
ベースはメインブース横のサブブースで録っていきます。先ほど録ったドラムとクリックを、ヘッドホンで流しながら録音していきます。
扉がガラスですので、ドラムと同時に録音することもできます。
・マイキングAmp AE2500DI AVALON U5
ギターREC
ドラム、ベースと曲の土台が録れたら、次はウワモノ、ギター録りです。同じようにヘッドホンでモニターしながらバッキングギター、リードギターを録っていきます。
空間系エフェクトは後掛け(ミックスの段階で掛ける)する選択肢もあります。完成形のイメージを伝えて頂き、話し合いながらベストな手法を探りましょう!
ギターソロは気合を入れて!
・マイキングAmp SM57x2Room Cardinal
ボーカルREC
楽器隊が全部録音出来たらいよいよボーカルの録音です。Aメロ、Bメロ、サビなど、ある程度区切って録っていきます。歌モノであればもちろんこだわりどころ!ではあるのですが、こだわって時間をかけすぎると体力切れで録り切れなくなってしまうことも!
僅かなピッチやタイミングのずれ等は修正が効きます。細かいところを気にしすぎるより、全体のニュアンスを大事に、伸び伸びと歌いましょう!
ボーカルが録れたらコーラスも入れましょう。ハモりを入れる場合、どの音程を歌うのか事前に確認しておきましょう!普段何となく合わせていると、いざ録音をするときに迷ってしまいます!
・マイキングVocal C414ULS
最終チェック
録り忘れがないか確認、またこのタイミングでミックスや修正の要望をある程度出して頂きます。
以上で録音は終了!お疲れさまでした!
今回はDr、Ba、Gt1、Gt2、Vo、Cho、2曲を全パート独立で録音。合計9時間で録り終わりました(8hパック+1時間延長)
ミックス作業
以降は別日の作業です。まずは事前に打ち合わせていた完成イメージを目指しミックス。データをLINEやメールで送り、要望をもとに修正、を繰り返します。気軽に、いろいろな提案をして頂いてOKです!直接やりとりをされたい場合は立ち合いミックスも可能です。良い音源に仕上げていきましょう!
どれだけ早くても2週間、細かくこだわっていくならば少なくとも1か月くらいは掛かるかと思います。レコーディングも含めて、出来るだけ余裕を持ったスケジュールを組みましょう!
レコーディングに興味がある方へ
今回はじっくりと時間をかけてレコーディングを行いましたが、例えば複数楽器を同時に録ったりする事で、時間を短縮することもできます。メンバーが同じ部屋で一発録りするのであればもっと手軽に、気軽に行うこともできます。色々な方法でプランニングさせていただきますので、是非一度お問合せください。
せっかく作ったオリジナル曲、音源として残してみませんか?
TEL.0776-30-0086 (担当:山本)