主 催:一般社団法人全国高校英語ディベート連盟(HEnDA)理事長 下屋 浩実
特別協賛:GTEC(株式会社ベネッセコーポレーション)
後 援:文部科学省、アメリカ合衆国大使館、全国英語教育研究団体連合会
公益社団法人全国高等学校文化連盟 特定非営利活動法人 日本ディベート協会
特定非営利活動法人全国教室ディベート連盟
年間協賛:神田外語学院・神田外語大学
論 題:Resolved: That the Japanese Government should abolish the mandatory retirement age systems.
「日本政府は,定年制を廃止すべきである。是か非か。」
日 程:2022年12月17日(土)~18日(日)
YouTube Live-streaming
ご連絡とお願い: 試合のライブ中継は,たいへん高度にテクニカルで複雑な設定が必要となっています。32にものぼる同時並行の配信を,(やむを得ない事情により)今大会ではかなり限られた人数で手配せざるを得ないことになりました。できる限り,当日努力はいたしますが,とりわけ土曜朝の第1ラウンドや日曜朝の第5ラウンドの冒頭などで,配信が上手くいかない対戦室が複数ありえ,その場合は順番での開始・回復作業になるため,お待ちいただかざるを得ないことを,どうかご了承いただきたくお願い申し上げます。
DISCLAIMER and REQUEST for PATIENCE :The LIVE streaming broadcasting of 32 ZOOM meeting rooms requires highly technical complicated settings. Unfortunately, due to unexpected reasons, the settings will have to be done by very few people. Especially on early morning rounds, Round 1 & 5, it is very likely that some live feeds will not work. In such cases, we have to reconnect one by one. So we would like to ask for your patience and tolerance in advance. We will try our best to start/recover the Live feeds as soon as possible.
閉会式(Live中継)
9:00~ 開会式 Opening
10:00~ 第1試合 Preliminary Round 1
(昼食)
12:30~ 第2試合 Round 2
14:45~ 第3試合 Round 3
17:00~ 第4試合 Round 4
18:00~ オンライン交流会 Exchange meeting
8:30~ 集合・受付 Gathering
9:00~ 第5試合 Round 5
11:00~ 第6試合 Round 6
(昼食)
13:00~ 予選結果発表 Announcement
13:30~ 準決勝 Semi-Finals
15:00~ 決勝 Grand-Final
16:00~ 表彰式・閉会式 Closing
17:00~ 終了予定
(大会の進行により終了時間が遅くなる場合があります)
Tournament Schedule
12/17(土)は予選4試合とオンライン交流会。12/18(日)は,午前に予選2試合。昼頃,予選6試合の結果発表後,上位4校による準決勝・決勝。最後に閉会式となります。
HEnDAのディベート大会は単なる競技の場ではなく,それ自体が教育機会となることを目指しています。負けたら終わりという方式でなく,どのチームも最低6試合ディベートを行います。大会では,あらかじめ定められた論題について肯定側・否定側を同数回行い複眼的に社会問題を考える姿勢を鍛えます。同じ論題で繰り返し試合を積み重ねていくことで,生徒たちの試合ごとの成長は著しく,大会中にぐんぐん成長していく姿が見てとれます。
予選の対戦は,パワー・ペアリングという方式で行われます。基本的に,各ラウンド後の得票数が同じチーム同士が対戦する仕組みを採用しております(それゆえ,3ラウンド以降の組み合わせは試合直前に決まります。1・2ラウンド目だけランダムに決められ開会式前に発表されます)。この方式は,対戦の運不運を減らし,全勝・全敗が分散し,公平な順位付けをもたらします。同じような習熟度のチーム同士との対戦は,英語・議論の学習にとっても効果的であり,生徒への充実感ももたらします。
HEnDAでは,このように教育性を高めるデザインを意識し,高度に公平・公正な競技運営を目指しつつも,連盟のモットーである "Make Friends" の精神の実現も目指しております。交流会だけでなく,試合冒頭で愉快な自己紹介を交わし,ブックレットや学校・チーム紹介ポートフォリオで学校・地元のアピールがなされ,試合後には生徒の談笑が絶えません。まさに全国大会ならではの地域を越えた生徒間交流の場でもあります。
YouTube Live-streaming(予選)
Round 4
Round 6
Participating Schools
今年度は,39の都道府県大会,7つの広域大会・合同予選が開かれ,全国300校以上がMake Friendsの輪に参加しました。全国大会には,各地の優勝校・上位校64校が43の都道府県より集っております(詳しい全国大会の出場選抜基準はリンク先の文書 をご参照ください)
Speeches
一試合は,スピーチ時間42分,挨拶・自己紹介・ジャッジによる判定講評を含めると合計約60分となります。各チーム4名が,①立論,②アタック,③ディフェンス,④サマリーと質疑応答を担当します。一人の力では決して勝てない,チームワークが求められます(右は「試合の進み方」をまとめたファイルになります)
実社会で必要な様々な議論の局面を想定し,互いの立場を真摯に理解し生産的な意見の衝突(clash)が行われるよう,様々な工夫を取り入れデザインされています。
Resolved: That the Japanese Government should abolish the mandatory retirement age systems.
日本政府は,定年制を廃止すべきである。是か非か。
ディベートの大会では,議論するための話題が事前に決まっています。それを「論題」(PropositionまたはDebate topic)と呼びます。その論題について,各校が肯定側Affirmative side・否定側Negative sideにたってそれぞれの立場から議論をすることになります。論題には様々ありえますが,HEnDAでは「政策論題」(policy proposition)と呼ばれる,「日本(政府)は,○○をすべきだ」というタイプの論題を採用しております。事実に基づいて議論するだけでなく,どのような社会が望ましいか価値についての議論も英語で行うことになります。
今大会では,肯定側は一切定年制を廃止すべきという立場,否定側は現行制度のままという立場にたって議論することになります。詳しい定義については右文書をご参照ください。
HEnDAの大会では,半年以上前に論題を公開し,練習試合,都道府県大会,そして全国大会予選と,同じ論題で何回も試合をすることで,反省点を生かしてステップアップしやすくなっています。
論題は①高校生の将来のために学ぶ意義があり,②肯定側・否定側どちらにも理があってバランスがとれており,しかも③高校生が興味を持てるものとなるよう(投票も行い),慎重に決められています。狭い意味の英語の学習だけでなく,高校生の皆さんの将来につながるような社会問題についての深い学びの機会となっています。
HEnDAディベートでは,論題の解釈のすれ違いによる議論の混乱をなくし,短い試合時間を有効に使い,できるだけ実質的な政策論争の練習に集中できるよう,言葉の定義も解釈も事前に詳しく公式に設定されています。ディベーターは,公式の定義に従って,それを共通の前提にして議論を交わすことになります。
HEnDAの大会では参加者・関係者全員でHEnDA Make-Friends Pledgeという憲章を唱和してきました。ディベート大会には,勝ち負けなどよりもはるかに大事な目標 “Make Friends” がある。それを皆で誓い合うのです。
互いに敬意を払わない人間たちがいくら議論したところで,生産的なディベートが生まれることはほぼありません。
HEnDAが目指しているのは,参加者・ジャッジ・関係者全員がお互いをリスペクトし,協働して素晴らしいディベートを探求していく公共空間です。そして,お互いの議論を真摯にフェアーに理解した上で,真剣に議論をぶつけ合う,そうしたディベートです。つまり「またあの人たちと議論したい…」そう共感しあえるような高潔なディベーターたちを社会に送り出すことです。
Good Debates Make Friends!
本当に良いディベートは友情を育みます。同じ活動で苦楽を共にするライバルたちとの試合後の談笑。交流会などでの楽しい時間。HEnDAの活動はかけがえのない友情の輪を全国の高校生に広げております。その輪は,生徒だけでなく,多くの先生方の間にも広がっております。
今回で17回目を数える全国高校生英語ディベート大会。第1回が2006年岐阜県で開催されたのを皮切りに,毎年末に素晴らしい論戦を高校生たちが繰り広げてきました。
最初の大会から既に16年がたち,大会の出身者は世界各地で活躍しています。教育者として生徒を率いている方,運営者・ジャッジとして参加してくださっている方も多数います。
Let's Debate!
右のブックレットは,英語ディベートの初心者や,全国大会の形式やルール(HEnDA方式)になじみのない方のための,ちょっとしたディベート入門となっています。どうかご視聴のお手引になればと存じます。
HEnDAのディベート大会は,雄弁や党派的な言い合いをする場ではなく,冷静で理性的なエビデンスに基づき,司法的・科学的・経営的・行政的な実践的討論をフレンドリーに競い合う場を目指しております。
選手たちは,数か月~半年以上にわたり,各地でのディベート大会や練習試合を積み重ねてきました。とてつもない情報量を英語ネイティブの知識人並みの処理能力でスピーチできる選手もいます。観客の方も,場合によっては最初はあまり理解できないこともあるでしょう。出場している生徒たち同様に,一ラウンド目では理解できなかったことが,何ラウンドも視聴を繰り返すことで少しずつ高度な政策ディベートの醍醐味を理解できる幅が広がることでしょう。
どうか是非,日本の高校生たちの底力をご堪能下さい。
HEnDAのホームページhttp://henda.global/ には,大会情報やディベート動画など,ディベートについての様々な情報が掲載されています。大会・セミナー情報や問い合わせなどもそちらからお願いします
今年度もエッセイコンテストが開かれます。2022年度にHEnDA全国大会,および,その予選を兼ねた都道府県大会かHEnDA形式の広域大会,HEnDA形式の練習試合などに参加した全ての生徒(選手でなくとも運営などでの参加者も)が応募可能です。今年度のディベート活動を振り返る,三つの部門 A) 英語コミュニケーション B) 論題 C) Make-Friendsについてのエッセイを御投稿下さい。
締め切りは2023年3月1日です。詳しくは右要項をダウンロード下さい。