人事労務DX 

データによる働き方改革2.0

 2022年3月末に上記書籍を上梓させて頂きました。つきましては、内容のご案内と共に、誤植及び説明不足に関して、以下のように訂正及び補足をさせて頂きたく、本サイトを立ち上げました。

 DX:デジタルトランスフォメーションが、四方八方で叫ばれバズワード化していますが、その本質はDをデータとして、その流通を鮮度よく高回転し組織を円運動させるX:トランスフォメーションと考えています。そのためには、A:アーキテクチャB:ビジネスプロセスC:カルチャーの変革が必要として、ABCDという中身のキャッコピー化によるDXの見える化及び人事労務分野での具体例示により、DXの実現方法を本書で解説します。

 さらに、我が国は技術立国と言いながら、実は事務立国あることを証明し、それが故が50年先進国最低の生産性に大きく影響している構造モデルを提示します(ひいては賃金が30年上がらない大きな原因に)。本書をご一読頂き、ABCD変革によるDXを通して、わが国の働き自体を変革(働き方改革2.0)し、ガラパゴス社労士制度が中心になり賃金を上げる挑戦をして頂きたいと強く思います(具体的にはテレワークの推進が故のCカルチャーの再認識・再構築及び人事アーキテクチャを元にした組織PDCA高回転を支えるデータベース再構築が重要でその理由と手法を解説しています)。

令和4年4月27日

立岩 優征

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書籍内容

はじめに(20年の事例を通した全体骨子説明)

  1. デジタルとは指(デジトス)で数えるから派生した数値での表現で、具体的存在の数値での抽象化。具体化と抽象化の往復運動不足がデジタル敗戦の失敗の本質

  2. いい意味でガラパゴス資格である社労士制度が国連ILOと覚書を締結して、社労士制度を世界に展開していく意味。

  3. 人事労務クラウドサービス急拡大はe-GovのAPI機能実装が契機で、筆者がその実現に奔走した経緯等を紹介。つまり2の事例。

1 AX:アーキテクチャトランスフォメーション

  1. n×n×nデータ流通世界への歴史的経緯の理解における反省と、DXの入り口であるアーキテクチャ視点での力学理解の上での再設計の必要性。

  2. 1の反省と力学理解のためにもIPODモデルにより、API・IoT・AIなどの技術的力学転換が発生するデータ流通の働きの構造理解。

  3. 失われたIT20年を生じたデジタルガバメントのアーキテクチャ的問題点と今後への期待と可能性(よって、デジタル田園都市国家構想はアーキテクチャ視点でハード回帰なので危惧する逆に理由が分かります)

2 BX:ビジネスプロセストランスフォメーション

  1. デジタル庁を起点としたデジタルガバメント等のわが国のDX推進アーキテクチャ内でのプロセス及びマネジメント変革の必要性と年金・韓国・2000個問題等事例

  2. 50年先進国最低の生産性が分母から見える事務立国日本と、3×3生産モデルによる生産性O/I=P×DにおけるPとDの向上のための数式整理

  3. 地方が仮想化されるテレワークやAPI等による生産1:移動の撲滅によるPの向上と、Dを記憶と置換したコードシステム・スキーマー能力開発理論とその向上

3 CX:カルチャートランスフォメーション

  1. n×n×nデータ流通世界を創り上げたジョブズの永平寺出家の下りから、禅のいう直感のパワフルさから導かれるデジタル化故のアナログの相対化と再構築

  2. 普遍性高いの概念で、バズワード?パーパスから日本語の言霊を重視により見える、間接効果による教育とジョブ型とメンバーシップ型の整理

  3. 儀礼効果や味覚・触覚・嗅覚などのアナログなD:記憶刺激によるマズロー欲求5段階説整理と、社の求心力とテレワークの遠心力による環境変化対応力

4 DX:データトランスフォメーション

  1. PとÐ向上ツールn×n型無形固定資産共有による中小企業生産性変革法と人事アーキテクチャによる経営資源:ヒトの投下後の円運動による投下効果向上

  2. D:データベースとしてのマスタ・データの抽象化によるMECE定義法と移動という事務仕事から準IT従事者としてのツール活用とデータベースの5業務仕事への転換

  3. 面倒とされる勤怠締めの量に質をDXで導入し人事制度によるヒトの面からの組織PDCAを高回転させることによる柔軟な環境変化対応と組織再現性の向上

5 国のDXとしてのマイナンバー制度

  1. マイナンバーの誤解:1漏れても問題ない制度設計2マイナンバーとマイナンバーカードとの違い(表と裏及び中の顔)

  2. マイナンバーカードのこれから:健康保険証と運転免許証及び自己同一性証明の上での資格証明とそれを支える電子証明書2枚の効果

  3. ベースレジストリによるデータの標準化にみる今後のデータの在り方への関心の必要性

訂正・補足

訂正

  1. はじめに3貢8行目 誤:(以下、社労士会会報)とします)→正:(以下、「社労士会会報」とします。)

  2. 本文15貢4行目 誤:2~6回のクリック→正:216回のクリック

  3. 本文32貢図16説明文 誤:n×n×n×n型データ流通→正:n×n×n型データ流通

  4. 本文40貢図22図中 誤:局面状況→正:局面状態

  5. 本文52貢2行目 誤:印刷物での確認等により→正:印刷物等での確認より

  6. 本文88貢7行目及び11行目 誤:②の→正:前述の 誤:前述①→正:前述の

  7. 本文175貢脚注5行目 誤:マイナンバーカードは初回無料→正:マイナンバーカードは無料

補足

  1. 本文98貢12行 ここではフルリモートのオンラインでも、情報・データ×移動・変形であれば生産性に問題はない

→もちろん関係性が弱でも移動だけなら生産性に問題はないし、現在そちらが主流。ただし、変形が入ると、関係性がある程度ないと、変形行為をするまで行かないと考えているので、このような記載になっています。

  1. 本文135貢枠線内(縦書がさらに分かりにくい) ①労働生産性=付加価値/労働力 ②労働生産性=資本ストック/労働力×付加価値/資本ストック ③労働生産性=労働装備率×資本生産性

→本文中説明はありますが、①に「資本ストック/資本ストック=1」を×(かける)て代入すると②になります。また、「労働装備率=資本ストック/労働力」であり「資本生産性=付加価値/資本ストック」なので③になります。デジタルとは指(デジトス)で数えるから派生した数値での表現で、具体的存在の数値での抽象化。具体化と抽象化の往復運動不足がデジタル敗戦の失敗の本質