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金はその美しさと高い価値から、古くから宝飾品や投資商品として親しまれてきました。しかし、見た目が似ていても偽物が存在するのも事実です。ここでは、本物の金を見分けるための基本的な方法と、金の比重(密度)を使った検証方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
元素記号:Au
色:金色(黄色がかった光沢)
比重(密度):約19.3g/cm³(純金の場合)
磁性:なし(磁石に反応しない)
金製品には通常、次のような刻印が入っています。
※ただし、刻印だけでは完全に信用できません。偽物でも刻印を真似ていることがあるため、他の方法も併用しましょう。
金は磁石にくっつかない金属です。試しに磁石を近づけてみて、くっつくようなら、その製品には鉄やニッケルなどが含まれている可能性があります。ただし、非磁性の偽物(金メッキや合金)も存在するため、これだけでは判断できません。
金特有のやや赤みを帯びた柔らかい黄色と、深みのある光沢は、他の金属では再現しづらい特徴です。安っぽい黄色や、表面が剥がれたようなものはメッキの可能性があります。
貴金属専用の試薬を使って金属をテストする方法です。金は酸に非常に強いため、酸をかけても変色しません。ただし、誤って本物を傷つける可能性もあるため、業者に依頼することをおすすめします。
金の比重(密度)は非常に高く、約19.3g/cm³です。これは多くの金属と比較してもかなり重いため、比重を測ることで本物かどうかの目安になります。
精密なはかり(0.01g単位で測定できるもの)
水を入れた容器
糸やピンセット(試料を水中に沈めるため)
乾いた状態で重さを測る(A)
→ たとえば 15.0g
水に沈めた状態で重さを測る(B)
(水の浮力で軽くなる)
→ たとえば 14.2g
比重を計算する
比重 = A ÷ (A - B)
→ 15.0 ÷ (15.0 - 14.2) = 15.0 ÷ 0.8 = 18.75
自分で調べる方法もありますが、最も確実なのは専門業者による鑑定です。
【比重計算ツールの使い方】
1.空気中と水中で計測した重さ(g)を入力。
2.「計算する」をクリックすると、比重と判定結果が表示されます。