満名 匠吾の場合
満名 匠吾の場合
Be careful when viewing
spoiler alert. !!!
神様のサンドウィッチを作るようお告げを受け、悩みながらたどりついた 満名さんの 神様のサンドウィッチ
脈々と続く沖縄の豚文化は 「豚の、鳴き声以外すべて食べる」といわれ、年間消費量は本土の1.4 倍と、沖縄の食文化に欠かせない豚肉。琉球王国時代から養豚を本格的に開始、その後庶民の間でも広まり以来、600 年にわたり日本最古の豚食文化を有する地。伝統的な 「御三昧 / Usan-mi」は「天・地・海」の食材を使ったお供え料理の9品が3段のお重に入っていることから、満名さんは、サンドウィッチを巡る旅を通して、命をいただく大切さと向き合い " 無駄なくいただく " ことに着目し、豚素材を3つ(①バラ肉②血③腸+顔の部位)全部で9種類の素材で一つのサンドウィッチを構成しました。
spoiler alert. !!!
Pork belly bacon
① 豚バラ肉に対して10%の塩(天然塩)をまぶして、常温(沖縄の場合冬の時期に仕込む 15〜16℃)で10日間ほど置く (ファーストドリップ 途中様子を見ながら水分が出た分の塩を足す)
②塩抜き 真水に1日程浸す
③鍋に水から②を入れ、沸騰したらアク抜きしながら5分ほど湯掻き、湯こぼしして、また水から湯がきアクをとりながら中火でゆっくり茹でながら50分ほど
④使う分だけスライスして焼きます
2 : よもぎとジーマミーのジェノベーゼ
① よもぎを熱湯に潜らせ、水気を絞る
②ジーマミー(ピーナツ)をフライパンでから入り③ニンニク/米油/パルメザンチーズ + ②をブレンダーでペースト状に
3 :ドライトマト
① ミニトマトを半分にカット
②水分を取ったら天板に並べ米油と軽く塩かけ
③オーブンで2時間ほどじっくり乾燥
アクセントに島胡椒
沖縄で育てた胡椒を生のままトッピング
Like boudin noir
A:ニンニク みじん切り
B:玉ねぎ みじん切り (豚の血と同量)
ブレンドスパイス(ナツメグ/ クローブ/ シナモン / ジンジャーパウダー / ガーリック / ホワイトペッパー)
天然塩
①米油でA+B を強火で炒めるしんなりしてきたら
中火にしてスパイスパウダーを加え、飴色になるまで炒める
②炒めた①に豚の血を入れ焦がさないようゆっくり、混ぜる
③トロっとしてきたら天然塩で味のバランスをつける
※ 火を入れすぎると固まってしまうので凝固しすぎないよう
できあがり
①フライパンにバターを溶かす
②バナナとカラキの葉を炒める
③黒糖を溶かしキャラメリーゼ
①卵を混ぜる
②少量の生クリーム
③フライパンで焼く
Tripe terrine / d'Andouillette style
A:シロモツ / 豚の内蔵肉 / Tripe
▫︎ 下処理 をする A:を小麦粉をまぶし揉んだ後、水で揉み洗い
▫︎ 鍋にAが浸る量の水 ①水から煮て、②沸騰したら、③湯をこぼし、④水洗い
▫︎①〜④ を4回くらい 繰り返し、臭みをとり、最後はザルに開け水気を切る
B:チュラガー / 豚の顔の部位 / Tripe
▫︎ 下処理 をする B:を熱湯で5分ゆで、アクをとりザルにあける
▫︎ 鍋にBが浸る量の水 ①水から煮て、②沸騰したら、③アクをとる
C:A+B を合わせてテリーヌ型に
① Bの鍋に 白ワインを半カップほど+玉ねぎ+人参+セロリ を入れ4H 煮る
②スープは残し、野菜を取り出し、A,B を3㎝角にカットし鍋に戻す
③塩胡椒で味を整え、1時間ほどなじませる(幕が張り始め水分が少なく)
④テリーヌ型に入れ粗熱とれたら重しをして冷蔵庫で寝かせて出来上がり
※ 薄い板などで重しをして固めるとなお良い
8:ターム ドゥルワカシー
①出汁(鰹+昆布+椎茸)を作っておく ※ 出汁1 : 田芋2
② 田芋を皮から茹で柔らかくなったら取り出し皮をむく
③ 3㎝角にカットして出汁(調整しながらいれる)と一緒に練る ※マッシュポテトのように
④お好みのキノコを1㎝位にカットしたものをバターで炒め③と合わせ
⑤味を見ながら塩を入れる
9:からし菜と粒マスタードソース
①粒マスタードを酢に浸し1日寝かす
② その後酢を切ってすり鉢でペースト状にする(全量の半分)
③半分は潰さないで粒感を残す
③ からし菜はピューレ状にする
④ ②③④を合わせ、塩、胡椒、クミンパウダーで味を整える
バケットに挟んで 出来上がり!