[ハニべ巌窟院]
[ハニべ巌窟院]
今回の会場となるハニベ巌窟院は、石川県小松市にある、彫刻家・都賀田勇馬氏によって昭和26年(1951年)に開かれた、全国でも類を見ない彫刻寺院です。戦後、多くの命が失われた時代を受け、「世界平和」と「人類繁栄」への願いを込めて、この場所の制作が始まりました。
「ハニベ」とは、古代に埴輪(はにわ)などを作っていた「土部師(はにべし)」を意味し、現代でいう彫塑家(彫刻家)のことを指します。その名の通り、この場所は一人の彫刻家の構想から生まれ、現在も親子二代にわたり受け継がれてきた、巨大な彫刻作品そのものでもあります。
敷地には、高さ約15メートルの未完成のハニベ大仏をはじめ、かつての石切場を利用した全長約150メートルの洞窟、数え切れないほどの仏像や石像が点在しています。洞窟内には仏の世界や地獄を題材にした彫刻群が並び、訪れる人を独特の世界観へと誘います。怖さを楽しむ場所というよりも、「生」と「死」、「平和」、「祈り」について、彫刻という表現で向き合い続けてきた場所と言えるかもしれません。
今回のイベントでは、その象徴でもあるハニベ大仏前の広場と、前面の一部駐車場をライブ会場として使用します。
巨大な仏像へリアルタイムで描かれるリキッドライティング、水と光の表現、そして国内外のアーティストによる演奏が、この唯一無二の空間と交わることで、この日だけの景色が生まれます。
ハニベ巌窟院でこのようなライブイベントを開催するのは、今回が初めての試みです。彫刻・建築・自然・音・光が重なり合う、一夜限りの体験をぜひお楽しみください。