手負いの獣は何を見る
闇か光か
地獄か天国か
絶望か希望か
それを知るのは獣のみ
いや、それを知るのは……
『怖くないよ。』
彼女のみ……
人間と獣の恋
その先に幸せはあるのか
いや、例え何があろうとも彼女は離れる事をしないだろう
決して
それが彼女が決めた道だから
例え獣に突き放されても、傷つけられても、離れはしない
『大丈夫。』
『痛くない。』
『例えあなたの事を否定する人がいても、私だけはあなたを肯定する。』
『受け入れる。』
『傍にいるよ。』
『私は、あなたの味方だから。』
手負いの獣はそれに何を見る
光か
天国か
希望か
いや、きっとその先は、彼等しか知りえないだろう
何者にも囚われず、前を向いて歩いてる彼等しか
彼等の前には、何もない
ただあるのは……
二人だけの
幸せな色
二人しか知らない
輝かしい未来
二人だけが紡ぐ
未来への道
二人で紡ぐ
物語
2023/05/10 ボイコネ終了に伴い移動