コブハクチョウ
白ヒナ黒ヒナ(予備)調査
白ヒナ黒ヒナ(予備)調査
オオハクチョウやコハクチョウの幼鳥は灰色をしていますが、コブハクチョウにはヒナ・幼鳥時代の羽色が白い系統(polish swanと呼ばれます)と褐色の系統とがあります。そもそもは褐色系で、原産地ではそちらが多いのですが、日本では突然変異した白色系のコブハクチョウがよく見られます。おそらくヨーロッパの飼育個体を移入したときに白色系が多く入ってきたためだと思いますが、日本国内の両系統の分布に偏りがあるような気がしています。私(神山)が住んでいる関東周辺では、ほとんどが白色系という印象があるのですが、みなさんのお近くはどうでしょうか?
イギリスでは両系統の分布に偏りがあることが知られていて、日本でもそうだとしたら調べてみたいのですが、私の思い過ごしかもしれませんので、予備調査にご協力いただけるとありがたいです。近くで見かけるコブハクチョウの雛・幼鳥は白色系か褐色系か、もし両方いたらど割合はどのくらいか、koyama@bird-research.jpまでメールで教えてもらえませんか? なお、生まれてまもないヒナの羽色から白ヒナ黒ヒナ調査と呼ぶことにしました。
ヒナ-茨城県牛久沼
白化は性染色体にある劣性遺伝子によって生じます。両親から引き継ぐ遺伝子の組み合わせにより、ひと腹のヒナでも両方の色の個体が混ざります。
撮影:ポッパー斉藤
白色系の幼鳥-千葉県手賀沼
右端の個体の足にご注目ください。褐色系は成鳥になり羽色が白くなっても足は黒っぽいのですが、白色系の足は色が薄いままです。ただし褐色系の足の色も濃淡に個体差があるので、決定的な識別ポイントとまでは言えません。
褐色系の幼鳥-石川県鴨池
オオハクチョウやコハクチョウの幼鳥に比べて、褐色味が強い色をしています。
撮影:櫻井佳明