芸術性と実用性を兼ね備え 整った美しさと気品のある書風の西脇呉石先生の書は
日本を代表する書道として長く後世に伝えられることが望まれており
全国で多くの人々が 呉石先生の書を手本に書道に精進されています
西脇呉石先生(77歳)
呉石先生は 1879(明治12)年に福井県勝山町(現在の勝山市)に生まれました
福井県師範学校卒業の翌年には 習字の文検に合格し 福井高等女学校 東京府青山師範学校 府立第三高等女学校 東京商科大学などで永く育英の鞭を執りました
呉石先生は 17歳より村田海石の書風を学び 21歳の時に入門しました
村田海石は、明治後期の関西書道界の第一人者ですが 呉石先生の作品を見て驚かれ 古法帖による稽古を推奨し 「呉郡の石打てば善く鳴る」の故事より「呉石」の號を授けました
呉石先生は 王羲之や趙子昂などを学び 明治三筆の一人で日本近代書道の父とも評される日下部鳴鶴に書論の講義を受けました
また漢詩にも秀でています
呉石先生の書かれたお手本は数多くありますが なかでも全国の学校では、文部省国定教科書「書き方手本」を用いて呉石先生の書を学びました
このように呉石先生は 書家として教育界に大きく貢献するとともに 晩年には文化書道会を主宰するなど 書道の普及発展に努めました
呉石先生の書は、芸術性と実用性を兼ね備え、整った美しさと気品のある書風です
日本を代表する書道として、長く後世に伝えられることが望まれます