ドローンとマルチユース海洋レーダによる

産業振興シンポジウム

― ドローン・ICTを活用した地方産業振興形成とビジネスの未来を拓く ―

【主催】  一般財団法人総合研究奨励会 グローバル・オブザベーション・システム(GOS)研究会

【協賛】  一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)

【協力】  新潟商工会議所、新潟大学工学部、長岡技術科学大学

【後援】  新潟県、新潟市、佐渡市、新潟経済同友会、にいがた産業創造機構、新潟日報社

【特別後援】 丸文株式会社、新明和工業株式会社


開催趣旨

ドローンとICT(情報通信技術)を組み合わせた産業技術は、多岐の分野に適用されており、農・林・水産業の合理化や防災システム等のインフラ整備に期待されている。一般財団法人総合研究奨励会のグローバル・オブザベーション・システム(GOS)研究会では、無人機、レーダ及び情報ネットワーク技術を連携させて公共財ビジネスの創生と産業振興に係る実証実験を新潟で実施している。当該セミナーでは、無人航空機に係る航空法等の概要と産業化への見通しを概観しながら、実証試験中の概要と今後の見通しを報告し、地域における産業伸展と振興の可能性を探りながら、ドローンとマルチユース海洋レーダの連携による持続可能なビジネスの将来を議論したい。


日時 :  令和2年11月 20日(金) 13:00~15:30

会場 :  Web(オンライン)での講演会。

限定公開のため、申込時の自動返信メールにてURLを連絡します。聴講希望の方は必ずセミナーの参加登録をお願いします。

参加費 :  無料                           

参加登録: https://kokucheese.com/event/index/593207/ 

(申し込み締め切り 令和2年11月13日)


プログラム

13:00~13:05 

開会挨拶  一般財団法人総合研究奨励会GOS研究会委員長 

東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授  鈴木真二

13:05~13:35

基調講演   国交省航空局安全企画課 課長補佐  山村 肇

      ―無人航空機に係る航空法の概要と環境整備に向けた取組- 

13:35~14:15

講演-1  (一社)日本USA産業振興協会(JUIDA) 理事長  鈴木真二

      ―ドローンの現状と将来の技術産業化への見通し―

14:15~14:25   休憩

14:25~14:40

講演-2   長岡技術科学大学 学長補佐 教授 中山忠親

        ―次世代UAVで佐渡海峡を翔ぶ- 

14:40~14:55

講演-3   新潟大学 情報工学 教授  山田寛善 

        ―マルチユース海洋レーダで新潟の海を見るー                 

14:55~15:15

講演-4   新潟市役所成長産業支援課長  宮崎博人

      ―新潟市の航空産業ビジネスの展望(NIIGATA SKY PROJECTの取り組み)― 

15:15~15:30  

閉会挨拶  東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授  鈴木真二

           

      


講演者プロフィール

山村 肇 国交省航空局安全企画課 課長補佐    (基調講演)

1997年慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業、1999年同大学院理工学研究科修士課程修了。北陸電力(株)を経て、2002年国土交通省。鉄道局、総合政策局、航空局等を2017年外務省在シアトル日本国総領事館。2020年現職。

鈴木真二 東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授  (講演-1)

1977年東京大学工学部航空学科卒業、1979年同大学院工学系研究科修士課程修了。(株)豊田中央研究所を経て、1986年東京大学工学博士取得、同工学部助教授。 1996年東京大学大学院教授。2019年現職および東京大学名誉教授。(一社)日本航 空宇宙学会会長(第43期)、ICAS会長(2019-20)、(一社)日本UAS産業振興協議会理事長(2014~)、福島ロボットテストフィールド所長(非常勤)(2019~)等

中山忠親 長岡技術科学大学 学長補佐  教授   (講演-2)

1995年大阪府立大学 工学部 金属工学科卒業、2000年大阪大学 工学研究科 物質化学専攻 博士課程修了。2000年大阪大学 助教、2005年長岡技術科学大学助教、2008年同大学准教授、2017年より現職。長岡技術科学大学 フェロー(2019~)

山田寛善 新潟大学 情報工学 教授  (講演-3)

1988年北海道大学工学部電子工学科卒業、1993年同大学院工学系de電子工学専攻博士後期修了。工学博士。1993年 新潟大学工学部助手。1995年講師,1997年同工学部助教授。2008年同工学部教授。2000年 NASAジェット推進研究所客員研究員,2001年~2008年 国際電気通信基礎研究所 客員研究員,2013~2014年IEEE APS Japan Chapter, Chair, 2014年~2016年電子情報通信学会ComEX編集長,2016~2017年IEEE GRSS all Japan Joint Chapter,Chair等

宮崎博人 新潟市役所成長産業支援課 課長  (講演-4)

1970年新潟県生まれ。1993年新潟市役所入庁、1999年(公益)環日本海経済研究所研究員、2013年航空産業立地推進室長、2019年より現職


主催者紹介

一般財団法人総合研究奨励会  (www.erf.or.jp/

工学に関する研究を助成し、産業界と連携を保ちながら学術の発展に貢献することを目的として昭和16年に設立され、主として東京大学大学院工学研究科、情報理工学研究科等と緊密な連携を保ち、工学の基礎研究、応用研究を促進するための事業をおこなっている。

グローバル・オブザベーション・システム研究会 

① 平成23年の東日本大地震時、情報収集体制と伝達機能の脆弱化が露呈された。

② 広域状況を迅速・正確に収集し、情報を有機的に伝えるシステム構築の必要性が認識された。

③ 平時・災害時を問わず、空中・海上・陸上を総合的に観測し、多岐にわたる情報を統合・処理・伝送するシステムが必須であり、その実現に向けての検討を開始した。

④ システム研究を深化させるには、先端的知見を有する大学、製品化に長けた企業、そして社会実装化のノウハウを有する国の研究所が連携した研究が有意である。

⑤ システムの構築を目指し、平成24年総合研究奨励会内に産・官・学体制の研究会を設立した。

⑥ その名をグローバル・オブザベーション・システム研究会と称し現在に至っている。