Familycafe toiro 代表
湖東地区で子育て世代向けカフェを開業。
妹のしんきゅう院と併設し、女性やママの味方でありたい。そんな場所つくりが2人の共通の想い。
familyCafe toiro(Instagram)
A.子育てママさん向けのカフェを運営しています。お子さんがここのおもちゃを引っくり返していても、どれだけ走っていてもOKなカフェにしているので、店舗紹介でも『お子様が苦手な方のご来店はご遠慮ください』と案内しています。
通常のランチ営業以外に、ランチつきのイベントも開催しています。私が主催する異業種交流会のほかに、個人で起業されている女性やママがやりたいことをできるようにイベントとして活躍できる場を提供し、応援しています。
A.ずっと正社員で働いていたんですけど、このままの人生は面白くないなって感じていました。その頃は自分のことが好きではなくて、変わりたいなと思ってG-NETしが(※)で開催されていた起業セミナーなどに行き始めたんです。
ちょうどその頃、新型コロナ感染症が流行していて、オンラインの講座や相談などがあちこちで始まっていて、今なら夜でも学べる、いいタイミングだと思って。
私が育児をしていた頃、働きながらだと支援センターとかにも行きづらくて、世間との繋がりが薄くなったような感覚があったんですが、今だとSNSで見えるキラキラした世界と自分のギャップに苦しんでいるお母さんもいらっしゃると思うんです。そんなお母さんがここに来て、子どもさんが遊んでいるのを見ながら私とおしゃべりしてランチして、明日から笑顔で頑張れますって帰って行かれるような場所を作りたいな、と。
ちょうど妹もしんきゅう院を開こうとしていたので、それなら一緒にやろうと場所を探して、オープンしました。
(※G-NETしが=滋賀県立男女共同参画センター)
A.自分ではあまり苦労したという覚えはないんですが、あえて挙げるなら、この場所を見つけるまでは大変でした。新規出店でしんきゅう院とカフェという違う業種を同じ建物で、となると、なかなか不動産屋さんには相手にしてもらえなくて。
妹と二人でインターネットで検索してこの場所を見つけて、オーナーさんともお話して三回通って、ここなら敷地が広くて駐車場も広くとれるし、ここで決めてやっちゃおう、と妹と相談して決めました。
古民家をリフォームして、外壁や壁紙なども自分たちで出来るところはやりました。だから壁紙もずれていたりするんですけど(笑)。ここのオーナーさんはDIYが大好きな方で、同じDIYが趣味な方たちがランチとおやつ付きのボランティアで手伝いに来てくださったりしました。
A.たくさんの方がここに来てくださることですね。県外の方だと近くのひばり公園とかに遊びに来たのでネットで見つけて寄りました、って来てくださる家族連れの方もいらっしゃるし、イベントに参加してくださる方もたくさんいらっしゃって。インスタで見つけて、私を探して来てくださる方がいらっしゃるのも本当に嬉しいです。
ここに決めるまではあまり知らない場所だったんですけれど、ご近所の方にもとてもよくしていただいています。軽トラで野菜を持ってきてくださったり、雪かきを手伝ってくださったり。本当に人には恵まれていると思います。
A.やりたいことはたくさんあります。
今は母親教室なども減っていると聞くので、子育て前の妊婦さんもここに呼び込みたいんです。産前産後ケアに取り組んでいる方がこのカフェでイベントをしてくださるんですけど、なかなか情報が届かない、妊婦さんも少なくなっているんじゃないかって話も聞いて。それなら合コン、婚活の支援もやりたいな、と。感染症拡大の影響もあって結婚の意欲や出会いが薄れている人が多いんじゃないかと思うんです。ここで出会って、結婚して、子どもが生まれました、ってこのカフェに戻って来てくれるようにしたいなって。
地域の方の交流もできるような子ども食堂もしたいですし、マルシェも開きたいですね。
A.『行動あるのみ』、『少しでも行動し続けよう』。
私はやりたいと決めてから一年、この場所を見つけてから四か月でこのカフェをオープンしましたが、いろんなタイミングや縁を逃さず、『悩んでいるだけでは何も叶わないから、少しずつでも何か行動していこう』と思っていましたし、お話を聞きに来てくださった方にも伝えています。
続けていくのも大変ですけれど、自分のファンを作ることを心掛けていくことも大切なのかなと感じています。
A.私は子どもの頃、東京に住んでいたんですが、やっぱり滋賀は人の温かさをすごく感じます。知らない人でも気軽に声をかけて心配してくださったり、野菜を持ってきてくださったり。
自然も多いし交通の便もいいし、住みやすくていいところだと思います。
ありがとうございました。