オレンジキッチン 代表
京都調理師専門学校卒業後、病院や福祉施設で調理の経験を積む一方、異業種での仕事も経験。さまざまな経験を経て、2023年に滋賀県能登川で料理教室『オレンジキッチンを開講』。2025年7月には京都へ移転予定。
A.少人数制の料理とお菓子の教室です。特にジャンルにこだわらず、家庭で作れる料理やお菓子をメインにしていて、生徒さんからのリクエストにお応えすることもあります。
近くのスーパーで揃えられる材料を使って、時短になったりちょっとおいしくなるコツだったり、新しいレパートリーを増やしたりといった、生徒さんが楽しく料理を作れるようになるポイントをお伝えしています。
A.若い頃から、「いつか料理教室を開きたい」という想いがありました。
京都調理師専門学校を卒業後、病院や福祉施設での集団調理や病院食の現場に携わりました。その後は異業種での仕事も経験しながら、自分らしい働き方を模索してきました。
やっぱり“食”に関わりたい気持ちが強くなり、「今なら自分の形でやってみたい」と思って一歩を踏み出しました。
最初はレンタルスペースを借りての開催でしたが、料理教室の先輩にアドバイスをいただいたり、周りの方々のたくさんの支えがあり、ご縁がつながって2023年に『オレンジキッチン』をオープンしました。
その後はG-NETしがのビズチャレンジ相談も活用し、試行錯誤を重ねながら教室を続けています。
A.ひとつは、「どうやって来てもらうか」ということです。教室の立地、集客、SNSの活用など、手探りなこともかなり多くて、自信がもてるようになるまでもかなり時間がかかりました。
もうひとつは「一人で全部こなすことの大変さ」です。メニュー作りに試作、買い出し、教室の準備にSNSでの情報発信と、理想の教室に近づけたくて、少しずつやり方を見付けていきました。試行錯誤している中、協力してくださった方々には感謝の気持ちしかありません。
A.レッスンの後で、「レッスンがすごく楽しかった」「家で作れそう」「何度もリピートしてます」「家族がすごく喜んでくれました」と言った声を、生徒さんが伝えてくださるのが一番うれしいですね。
自分が伝えたことが誰かの役に立って、日常に少しでもプラスになってるんだと思えることが、何よりの喜びです。
A.ご縁があって、7月から京都の新しい場所に移転して教室を続けていくことになりました。カフェ営業と並行する、という新しい挑戦も含んだスタートになりますが、能登川教室で培ったことを大切に、また料理やお菓子を楽しめる場所にしていけたらと思います。
レッスンを通じて、「作る楽しさ」「また、やってみたい!」と思ってもらえる時間を、これからも丁寧に積み重ねていきたいです。
A.私自身、始める前は「自分にできるかな」と不安もいっぱいでした。でも、「いつかやりたい」と思っていたことの「いつか」を「今かもしれない」と思えた時が、きっと始めどきだと私は思います。
一歩踏み出すのは勇気がいるけれど、気にかけてくれる人や、そっと協力してくれる人たちがいたことに、本当に支えられました。頑張りすぎなくても大丈夫、あなたのペースで一歩ずつ進んでいってくださいね。
A.自然がそっと寄り添ってくれるような風景や、田んぼ、緑の季節の空気感に癒されます。また、人の温かさを感じられる距離感も好きです。
「派手じゃなくても、ちゃんと伝わるものがある」、そんなふうに思わせてくれた、宝物のような場所です。
ありがとうございました。