イベント
『GiRLPOP in your room』
『GiRLPOP in your room』
日程:2018年12月1日(土)開場12:00/開演13:00
会場:ロックカフェロフト(http://www.loft-prj.co.jp/rockcafe/)
出演者: 佐藤あんこ / ボラを愛する男 / タナカアスカ
開場時BGM
開場時BGM
- 渡辺真知子 / GOSTO DE SAMBA (佐藤あんこ)
- 諸岡菜穂子 / 歩道のジャングル (佐藤あんこ)
- 吉田古奈美 / 見つめただけのTrue love (佐藤あんこ)
- 田中友紀子 / Dear Dream (ボラを愛する男)
- FACE TWO FACE / 眠れないTrue Love (ボラを愛する男)
- THE RIPPLE / 今日だけは私のそばにいて (ボラを愛する男)
- EVE / センチメンタルGALじゃ~に~ (タナカアスカ)
- 宮沢りえ / A・B・CD (タナカアスカ)
- 宮沢りえ / GAME (佐藤あんこ)
- 石嶋由美子 / ノクターンT.V. (佐藤あんこ)
- 宍戸留美 / 恋はマケテラレネーション (佐藤あんこ)
- 山瀬まみ / (デート)2 (タナカアスカ)
- 由姫 / スクラップ&ビルド (ボラを愛する男)
- Nathalie / Chantons L'amour Japanese Version (ボラを愛する男)
- Nathalie / Chantons L'amour (ボラを愛する男)
- 白鳥由里 / Sunnyday's Laundry (ボラを愛する男)
- 中山美穂 / CAT WALK (タナカアスカ)
後追いGiRLPOP活動報告
後追いGiRLPOP活動報告
【オープニングテーマ】谷村有美 / 愛は元気です。
ボラを愛する男
ボラを愛する男
- 又紀仁美 / 24時の流星
- ボ:まずは自分がDJで必ずかける曲です。記載はないんですけどアルバムバージョンで、わりとミックスが変わってます。サビに向かってハイハットが抜けていくところが素晴らしい。
- IKKO / Night in Blue
- ボ:自分の2018年Digのベストアルバムです。IKKO(川井郁子)というバイオリン弾きが騙されて打ち込みバックにやっている凄い良いアルバムです。鷺巣詩郎が編曲をやってます。
- 芍薬 / あいにきて
- ボ:先程のIKKOと同じく、クラシック枠の人がポップスをやらされてる凄い良いアルバムです。芍薬という4人組で、メンバーは下岡千香・木村道代・小林ふみえ・黒田亜樹。編曲は長岡成貢で、93年にポニーキャニオンから出てます。全体的に凄くフュージョンしててカッコいいです。クラシックの人がCM用に作ってる感じ。本当は歌わない人が歌ってるところが凄く良い。
- ボ:似たユニットで「芍薬トリオ」という3人組(野村玲子・西川八重・山浦陽子)がいるんですけど、全く別の関係ない人達です。樋口康雄が編曲で、88年にビクターからリリース。こっちも山川恵津子が打ち込みをやっていたりしてカッコいいです。
- frasco / もう一度めぐり会えたら
- ボ:フラスコっていう3人組なんですけど、東北新幹線の鳴海寛さんが編曲をやってるグループです。SKINOWっていうスキー番組の、96年シーズンのテーマ曲にもなってます。フラスコは3枚アルバムが出てるんですけど、2ndだけ見かけてあとは見かけないです。3rdは昨日ヤフオクで競り負けました。たぶん次見かけるのは何ヶ月後かになるでしょう。
- ASAKO(仁科かおりの別名義) / Endress Season(Alpine Racer Image Song)
- ボ:ナムコのスキーゲーム「Alpine Racer」1面BGMの歌入りです。ボーカルがASAKOっていう人なんですけど、声聞くとわかりますね。これは仁科かおりです。仁科かおりは90年にTwin Fizzでデビューして、その後eye's、KAORI 2 LUVと渡り歩いた人。この曲はeye'sをやめてから、KAORI 2 LUVに移る前の時期です(95年)。完全に別名義でやってるんですけど、仁科かおりの特徴的な声がよく出てます。
- Twin Fizz / Weather Report
- ボ:おなじみTwin Fizzのデビュー曲。1990年6月リリース。Twin Fizzは仁科かおりと中谷内映(現・小池映)の2人組。オメガトライブの所属してた「トライアングル・プロダクション」のオーディションに合格してデビューした方々で、バックの面々がオメガそのまま。プロデュースも藤田浩一さんだったり、アレンジも新川博さんだったり。
- 児島未散 / 星屑のエアポート
- ボ:ガールズポップ史上、最高に複雑な気持ち悪いコード進行の曲をかけます。松本晃彦です。たぶん初聴の方は気持ち悪いと思うんですよね、コード感が。作曲クレジットは児島未散本人になってるんですけど、絶対こんな曲作れっこないんですよ。恐らく児島未散の鼻歌に、松本晃彦がいい仕事をしてる。これは松本晃彦の最高の仕事だと思います。
- サンディラム / どうしてよ
- ボ:次は松本晃彦史上、最大にヒドい仕事をお聴きください。途中でサックスソロに入るんですけど、その時にサックスが弾きやすいようにコードを半音下げるんです。そこからまた元のコードに戻る時の処理、これが手抜きにも程があると……(会場爆笑)一拍ですよ一拍!
- 山本麻里安 / アブナイ彼
- ボ:セルジュ・ゲンズブールのカバーです。藤真利子が「微美杏里」名義で作詞したバージョンを、声優の山本麻里安が98年にやってます。
- 藤真利子 / アブナイ彼
- ボ:こっちが原曲、藤真利子の84年のアルバム『ガラスの植物園』からで、全曲フレンチポップに微美杏里名義で日本語歌詞を付けてやってます。ニューウェーブにも程がある。
- 大西結花 / アブナイ彼
- ボ:こっからが本題。98年の山本麻里安、84年の藤真利子、その間の91年にもう1曲「アブナイ彼」のカバーがあります。これは自分も聴いたことない(amazonマケプレでCDが1万円近くする)。それを今から持ってる人(注:佐藤あんこ)がいるのでかけてもらいます。大西結花の「One Way Call」っていうアルバムに入ってます。(クレジットを見ながら)編曲が西脇辰弥なんだ……(曲をかける)あはは!西脇辰弥の仕業ですこれは!プログレじゃん!原曲と同じコードを弾いたら死ぬ病気にかかってるんですかね(会場爆笑)
- 森高千里 / 夏はパラレイロン(ララサンシャインpart2)
- ボ:森高千里は頭がおかしいってことを伝えたかったんです。狂気のドラム多重録音です。これBメロ以外はずっとクラッシュが連打で鳴ってますからね。多分当時ドラムセットを買って嬉しかったんだと思います。本当にボアダムスより10年早かったですね。ボアドラムス。ドラマー集めて完全再現ライブがやりたい。間奏はELO感がありますね……からの、オケヒ!TWO-MIXが嫉妬するオケヒ。
- 永井真理子 / ミッドナイト・ウィルス
- ボ:様子のおかしい永井真理子です。ドラムンベースみたいな感じ。1stアルバムなんで凄い実験的なことやってるんです……どういうのがまだ売れるか分からないから、歌い上げる系でもないし、まだ路線が定まってなかった頃です。ちなみにこれ「恋は麻疹」的な麻疹ソングで、サビ前にめっちゃいい声で「はしか」って言ってるのが聴きどころです。
- 大本友子 / 愛が眠れない
- ボ:最後はみんな大好き、大本友子『プラチナ』より「愛が眠れない」です。鬱陶しいピッキングハーモニクスは渡辺等がやってます。編曲は門倉聡さんがこのアルバムからやっていて、むかし大本友子がホームページで「このアルバムがいちばん派手だ」と書いてたようにハデハデなアレンジです。聴きどころは本田雅人さんがEWIを死ぬほど吹き散らかしているところです。ポップスでこんなに吹いてる曲あります?
タナカアスカ
タナカアスカ
- Akiko / HAPPY LITTLE TIME
- タ:これは当時リアルタイムで「めっちゃ良い」と思って買ったんですけど、全然流行らなくて……Akikoさんは1994年にアポロ・シアターの「アマチュア・ナイト」に出たのがキッカケでデビューした国際派です。これはKOSEの「CARINO」っていうシャンプーのCMで結構流れてたんですけど、誰も知らないです笑
- タ:私は小学生の時から明星の付録の「YOUNG SONG」っていう歌本をずっと見てまして、ちょっとでもタイアップがあると新曲の欄に載るので、それを参考にCMをずっと見て、TSUTAYAでレンタル落ちを買うという生活をずっとしてました。
- MINNIE / Screen
- タ:これじゃないのかけたかったのに間違えちゃった笑 MINNIEもネット上にあまり情報無い(検索してもディズニーやミニー・リパートンが出てきてしまう)ですが、久保田利伸がやっていた「NEW BLOOD」というコンサートで歌っているのがYouTubeで見れます。
- 神崎まき / ドライヴに行こう
- タ:神崎まきさんは「ツヨシしっかりしなさい」のED曲をやったりしていた人。「mickey-T」名義でアニソンを歌ったりもしているので、もしかしたら声を聴いたことがあるかもしれない。広瀬香美のあとに出てきたハイトーン系の人です。この曲はたぶん最期のシングルで、マーヴィン・ゲイ「What's Going On」のオマージュ。
- キーラ / なくわ
- タ:これもググってもよく分からない笑。近田春夫のレーベルから出てるんで、それ関連のプロデュースだと思うんですけど…… メンバーの名前はReiko・Yuki・Mizuhoの3人組らしいです。
- 麻倉晶 / ベイビーリップス
- タ:資生堂『レシェンテ』の凄い大きいタイアップだった曲。もともとは「斉藤さおり」だった人で、93年に「麻倉晶」で再デビュー、その後にもROmantic Modeで再デビューしていてアニソンを歌ってました。
- 才色兼備II / 海賊電視台
- タ:ちょっとガールポップから外れちゃうんですけど、面白いんでかけます。ガールポップを聴いてるとコモリタミノル編曲が凄い良いなと思うんですけど、これはフジテレビ・アナウンサー達のコンピレーションアルバムに入ってるコモリタ曲です。1997年。
- 麗美 / 都会のサファリパーク
- タ:麗美が92年に出した、松任谷夫妻プロデュースから逃れたのにユーミンみたいな曲 笑。麗美はREMEDIOS名義でサントラ仕事を結構やっていて、アニメだと「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」とかやってたんですが、最近「あの花フェス」というフェスをやったときに17年ぶりにメディアに出たそうで、その時に麗美が弾き語りをした動画がYouTubeにあって凄く興奮しました笑
- ボ:完全に『14番目の月』に入っててもおかしくない。松任谷夫妻に関わった人間はビブラートをかける部分を切除させられて、二度とビブラートかけれない体になっちゃう。熊谷幸子とかも。
- Halunillet / ビタースウィート・ラヴ
- タ: ハルニレのバレンタイン曲。私は北海道出身で、FMノースウェーブで凄い流れてたから全国区で有名なんだと思ってたら、全然そうじゃなかった笑。FMノースウェーブは洋楽っぽいJ-POPをパワープッシュする傾向があって、北海道でしか誰も知らないケースが結構ある。歌がうまくてソウルフルなのでオススメ。amazonマケプレで1円なんでポチってください笑。
- 高橋由美子 / ちょっと待ってちょうだい、けだものさん
- タ:ガールポップはラテンっぽいのも結構あって好きなんですが、その中でも推しな清水信之アレンジ曲。このアルバム『万事快調』はジャケットやブックレットも凄い可愛い。
- 小林登美子 / 恋するマジックアワー
- タ:ソウルフルなのでこれを推します。小林登美子は「メンソール‐Men's Soul」っていう曲がカラオケに入ってるんですけど、歌ってみたら凄い変な曲で歌いきれなかった笑。
- 鈴木蘭々 / 泣かないぞェ(カラオケ)
- タ:すいません、僭越ながら1曲ガールズポップを歌わせて頂こうと思います。ボーカル活動をしてまして……8cmシングルを買って、DJの度にカラオケをしてます笑。8cmの文化はカラオケがあるからシングルを買いたくなるんで、是非みなさんシングルも買ってください。
- 障子久美 / シーサイド・ウォーク
- タ:マイカ(松任谷正隆が主催している音楽スクール)出身の人。 1991年に「あの頃のように」という曲がドラマ『それでも家を買いました』の主題歌でした。
佐藤あんこ
佐藤あんこ
- 平松愛理 / エンジンが笑っても
- 佐:「部屋とYシャツと私」になる前の初期平松愛理。編曲も清水信之ではなくて西平彰がやってます。
- 大塚純子 / Money, Money
- 佐:後に伊秩弘将とThe Gardensを結成する大塚純子の1stアルバムから。この曲も伊秩さんが作曲してます。
- ボ:あんこさんは1stアルバム派、僕は2ndアルバム派です。
- 高橋洋子 / 眠れない夜はため息が踊る
- 佐:もはや「エヴァンゲリオンの人」以外に語られるキーワードを失ってしまった高橋洋子の初期作品から。もともとシンガーソングライターで、この曲が入ってるアルバム『9月の卒業』も全曲自作してます。
- MARIA / Feel So Good
- 佐:もともとCOM-BAD’Sという横浜のバンドをやっていた、MARIA(マリア・ニコラス・ファノラキス)のソロアルバムから。
- ボ:今日のイベントで初めてギターの音が聴こえた
- 今津真美 / ポアントでルフラン
- 佐:ニューエイジ変拍子ポップス。2ndアルバム『Silhouette '90』より。
- ボ:1stアルバムの『Mascara』もカッコいいんで、ぜひ2枚まとめてお買い上げください。
- 林まきえ / Spicy Nite
- 佐:全編でGM音源みたいな音色しか使ってないジャズアルバム『三日月の深呼吸』より。勝手にジャズ・ジャスコ・ポップスというあだ名を付けてます。ジャズ系でここまでGM音源に接近した人はいないのでオンリーワン。最後の追い込みが凄い。
- 中山美穂 / Panorama
- 佐:ガールポップとは何だったのか。古舘伊知郎じゃねーか!というイントロ。ここからまるで何事もなかったかのように、何も引き継がず曲につながるから凄い。編曲はATOM(井上ヨシマサ・久保幹一郎)。
- 同じくATOM仕事の関連作としてANNA BANANA『大きな絵』を紹介。興奮度グラフについての説明(楽曲全体をAKAIのサンプラーに取り込んだときの波形を歌詞カードに転載することにより、「この曲の興奮度はここが最高潮」的なことを「興奮度グラフ」として表現している。いち女性歌手のアルバムでプロデューサー側の機材ヲタ欲が溢れ出てしまっている)
- ボ:あんこさんと一番最初に会った時、この興奮度グラフの話がすんなり通って「あ、頭おかしいの来た」と思った。
- 安達祐実 / 続どーした!安達
- 佐:実は「家なき子」よりも前から歌手活動をしていた安達祐実の1stアルバム「ラブピース」より。 ツイッターが登場したことにより、サビの「フォローしてちょうだい」がアンセム化。それにしてもジャケがエバーグリーンに可愛い。
- 障子久美 / reminiscences ~interlude~
- 佐:インタールードにはもってこいのアカペラ曲。1996年のアルバム『ACT 2 ROOM 11011』より。
- 小桜エツ子 / 99人の敵
- 佐:名盤『それでいいのだ』より、彼堂夏子の歌詞が素晴らしい1曲。最近は妖怪ウォッチでジバニャンをやったりと、声優としても第一線をキープしている。
- おおたか静流 / まいにちがパーティ
- 佐:福田裕彦プロデュース。曲名に反して全くパーティ感がない 1曲(実際には「まいにちが変なパーティみたいだろ」という歌詞)
- ボ:やっぱり佐藤あんこは根がニューウェーブ。ブックオフで会った人だろ。ブックオフに火をつけるよ。
- 佐:サビのフレーズが良い。「好きなことしたいだけ。飽きるまでやり続けよう」これが後追いGiRLPOPの精神であると笑
- 飯島愛 / あの娘はハデ好き
- 佐:アルバム『なんてったって飯島愛』より。編曲は鳥山雄司。 こういうセクシー路線の人のアルバムは「歌→セリフ→歌→セリフ」と進行するパターンが多く、岡本夏生『抱きしめて』なんかも同傾向。飯島愛本人が作詞しており、「あの娘はハデ好き 友達がいっぱい だけど入院した時 来たのはママだけ」などのフレーズが刺さる。
- 和田加奈子 / Baby ClassのGrandmother
- 佐:孫が生まれて人生上がりに近づいたおばあちゃんが、スイミングスクールに通いはじめてベイビークラスからスタートする1曲。間奏は平泳ぎをイメージした音色(といって平泳ぎのフリをするも共感を得られず)。
- 佐:和田加奈子はアニメ『きまぐれオレンジロード』関連楽曲が有名だが、後期はOL向けの楽曲にシフトした。当時は「OLの時代」になってきて、他の歌手にもOL向けの曲が沢山ある。全部ひっくるめて「OL歌謡・OLソング」と読んでいる。取って付けたようなOL感の演出が今聞くと逆に良い。
- 熊谷幸子 / 未来はきみのもの
- 佐:ただの天才:熊谷幸子の1stアルバムより。なんでこんなコード進行に行き着くんだろうと毎回聴くたびに思う。メロディーがすっ飛んでる。
- ボ: この1stは熊谷節が炸裂しまくっている。あまり売れなかったので3rdで熊谷節を控えめにさせられるも、4thでまた熊谷節が復活する。
- 黒田有紀 / cry
- 佐:ASKA作詞作曲の1曲で、最近ASKAが復活して発売したベストアルバムに本曲のセルフカバーが収録された。ASKAの曲はなぜか手を上げたくなる感というか……拳を突き上げたくなる感がある。日常生活でガッツポーズすること無いじゃないですか。人間はやっぱり両手を上にあげると気持ちがアガるようにできている。みんなもやってみたほうが良いですよ(といって、会場全体で両手を突き上げる)
終演後BGM
終演後BGM
- 佐藤聖子 / もどれない二人(live) (ボラを愛する男)
- 北川晴美 / HORIZON (ボラを愛する男)
- 沢田知可子 / B.G.VACANCE (タナカアスカ)
- B-Wish / 愛がなくちゃね (タナカアスカ)
- Virgin Lips / 碧空~あおぞら~ (ボラを愛する男)
- 椎名恵 / ウォーター・シティが眠る頃 (ボラを愛する男)
- 佐藤聖子 / さよならがおしえてくれる (佐藤あんこ)