「山にも行きます」のページにふさわしいのかどうか分かりませんが、念願の「奥入瀬渓流・白神山地」の旅に行ってきました。例年なら紅葉がピークの時期だそうですが、今年は四、五日後がピークになりそうとのことでした。奥入瀬渓流は十和田湖を源に下流にかけての約14㎞が遊歩道の整備された散策路となっています。雨の後などは少しぬかるみますがスニーカーでも十分歩けます。日本初の世界自然遺産、「白神山地」は全く人工林を含まない広大な原生林が続きます。面積は沖縄本島に匹敵するそうです。もちろん核心部の白神岳に登ることも可能ですが、一般的にはほんの入り口にあたる周縁部を散策します。ただし場所によってはガイドさんの付き添いがなければ入山できない場所もあります。目を見張るような景色に出会えるわけではありませんが、ブナの原生林の中で過ごす時間自体を楽しむことが出来ました。滑りやすいのでトレッキグシューズ(ローカットで十分)がお勧めです。
2025.10.23 奥入瀬渓流 10.24 白神山地
十和田湖
小雨の夕方で肉眼ほど美しい姿は残せませんでした
奥入瀬渓流は十和田湖の水が流れの始まりです。水門で調整しているので常にかなりの水量があります。
馬門(まかど)岩
両岸に火山活動でできた大きな岩壁が続きます
流れの激しい場所で「阿修羅の流れ」と呼ばれています
平成の流れ
奥入瀬では落石や倒木、流木もそのまま放置します。そのため流れが変わることもあるそうです。ここは平成の豪雨災害でできた新しい流れです。
雲井の滝
白布の滝
九段の滝
銚子大滝
本流にある唯一の滝です
八甲田山
酸ヶ湯温泉
世界自然遺産入口
ブナ、桂、朴、栃など落葉広葉樹の森です。ブナ林は保水力があるので地面は常に濡れています。
「亜門の滝コース」は崩落により閉鎖中で、周回路を散策しました。階段が結構あります。
周縁部はマタギや炭焼きなどの生活の場でもありました。ここは過去に伐採されたことがあるので幹が細いそうです。
猛毒のツキヨタケ。(夜になると光る)キノコは倒木や弱った木に生えるそうです。
ブナは200年から300年かけて成長します
岩木山
岩木山神社
ご神体は岩木山
遠く八甲田連山を望む