「岩湧山」と言えば、山頂の一面のススキがイメージされますが、麓の集落(大阪府)の萱場で茅葺屋根の修復に使われます。大和葛城山、金剛山と並んでダイヤモンドトレイルを代表する山ですが、その中では登山者も少なく静かな山です。ガイド本には、公共交通でアクセスできる山として紹介されていますが、どのルートもバスの終点や最寄り駅からの歩行距離が長く自家用車以外のアクセスが難しいせいかもしれません。登山道の大半が自然林で気持ちのいい山歩きが楽しめます。大きな山ではありませんが、水場も何か所かあり、季節ごとにいろいろな花が咲き、山歩きの楽しさを感じさせてくれます。ただ、広葉樹の落ち葉が多いので、その下に隠れた小石でスリップすることが多く注意が必要です。
2025.9.22 標高899.7m
ここ数年、「通行止め」の看板がありましたが、解除されたようなので予定を変更して「ぎょうじゃの道」コースで登りました。「いにしえの道」は現在も通行止めです。
秋海棠がいたるところに
登山口の水場
通行止めになる前は、台車にポリタンクをいくつも載せて水を汲みに来る人で込み合っていましたが、解除直後のせいか誰もいませんでした。近隣の山の中では、岩湧山の水が私の一押しです。
いにしえの道との分岐点
ぎょうじゃの道コースは橋を渡ります
このコースは途中の展望デッキまで結構斜度があります
秋の使者
一枚岩を流れる結構大きな滝です
自然林の登山道
水場の展望デッキ
ここまで50分くらいでした
河内長野、富田林方面
ここからしばらくトラバース気味に進みます
みはらしの道(左)との分岐点
「みはらしの道」と言っても木が成長したせいか、登山口の第2駐車場まで展望はほとんどありません。
頂上手前のピーク東峰に向けて登ります
かなり急な木段が続きます。この辺りが8合目で、ここから登って、下って、もう一度登って頂上です。
頂上を目前にして東峰から急な木段をトイレ棟までくだります
最後の木段を登ります
ササユリ(6月24日)
大和葛城山(左)と金剛山
大阪方面を望む
台高山脈方面
水場のある展望デッキまで下ってきて、帰りは「いわわきの道」を選択。
下り始めの展望デッキの脇は岩だらけで、おまけに水も流れているので注意が必要です。
ゴロゴロ石の多いコース。私は岩湧山のどのコースも下りに苦労します。
石の階段が続きます
きゅうさかの道との合流点
岩脇寺を経て駐車場に向かいますが、結構距離があります。