六甲山を訪れるのは今回で3度目になります。今までページが無かったのはパソコンを新しくしたときに写真が喪失してしまったからです。(他には山上ヶ岳や高野山大阪道など行き辛い所が喪失しました)さて、関西人にとって六甲山というとドライブやハイキングでなじみが深いのですが、登るとなるとなかなか大変です。最寄り駅の芦屋川駅は海抜30m。そこから標高931mまで登るのですが、その間に2つのピークを越え(超えるたびに谷まで下る)、3つ目のピークが頂上で登り応え十分です。体力の限界というわけではありませんが、何度か気持ちが挫けそうになります。1度目は7月に登ったのですが、「七曲」手前で水分が無くなり動けなくなってしまいました。抜きつ抜かれつしていた年配の方が見かねてオレンジをくださりやっとこさ一軒茶屋までたどり着くことが出来ました。感謝の気持ちと共に苦い思い出となり、現在荷物が多くなりがちな要因ともなっています。下りは魚屋(ととや)道ルートを使い、有馬温泉で金泉や銀泉を楽しんで帰ります。 2025.4.8 標高931m
登山道入口
駅から芦屋の高級住宅街のかなりきつい坂を約40分かけてたどり着く
滝の茶屋、奥に大谷茶屋
六甲山周辺の登山道には「茶屋」が十数軒点在し、「茶屋」巡りをする人も多い。(主に土日等休日に営業)
高座の滝
滝の左脇の急な石段を登る。レリーフは近代登山の祖、丸木九三。
ロックガーデン入口
日本のロッククライミング発祥の地と言われる
このような岩場が約20分続く
やっと平坦な道に出ました
風吹岩手前から大阪湾を望む
風吹岩
崩れてかなり小さくなったが、上から360度の眺望を楽しめる。
1つ目のピークを過ぎ、沢まで下る。
沢を過ぎゲートを通り、ゴルフ場のコースとコースの間の尾根を雨ヶ峠(601m)まで登る。
登りが800m続きます
雨ヶ峠(2つ目のピーク)
高座の滝から約2時間。ベンチもいくつかあり、大休憩をされる方も多い。
気持ちのいい広葉樹の道をくだります。この先5分程度ですが崖状の岩場の道もあり、注意が必要です。(私2回スリップしました)
沢を渡る
七曲
一軒茶屋までここから約1時間の急登。一軒茶屋は江戸時代からある六甲山最古の茶屋。
石段、木段がずっと続く
たまにほっとするような場所も
以前は右の木道まで来ると「あと少し」と思ったものでした。崩落で迂回路ができたのですが、これがきつい!幅の狭い急階段を20mほど登って平行移動し、また旧道に下だるという感じで、最後の難関です。
一軒茶屋から10分近く登ります。ここまで来ないとヤマップに旗は立ちません。
金剛山や大和葛城山、生駒山方面、あべのハルカスも。
播磨方面を望む
下りは魚屋道
神戸方面から有馬に新鮮な魚を運ぶのに使われた。迂回路を除いて、基本的に道幅が広く緩やかですが、眺望も無く少し単調です。
迂回路の所だけが悪路
つづら折れの道を上から見る
すでに樹林の間から温泉街も見えていますが、このつづら折れが結構長くなかなかゴールになりません。
有馬温泉側の登山道入り口
有馬温泉が標高450mくらいなので、神戸側に比べて登山道の傾斜はそれほどきつくない。