私には大台ヶ原に関して自慢が1つあります。それは、大台ケ原山・日出ヶ岳から富士山を見たことです。大台ケ原は新宮に次いで全国で2番目に遠くから富士山が見える場所とされています。この日は快晴で空気も澄んで好条件が揃いました。残念ながら当時の画素数の少ないデジカメでは捉えることはできませんでした。(何か写っているような気がするのですが)関西人にとっては大台ケ原は、「ニホンオオカミ」や妖怪「一本だたら」の話で子どものころから知っている地名ですが、初めて訪れたのはもう40年近く前になります。その時初めて野生の鹿を見ましたが、今回、鹿の食害による立ち枯れは拡大しているように思われました。扉の写真のような「これぞ大台ケ原」という風景が、昭和30年台の台風による倒木を端緒とした鹿の増加によって極めて短期間に形成されたものだと知ると、自然の脆弱さに驚くばかりです。
2019.10.9 日出ヶ岳 標高1695m
日出ヶ岳
最後は少し登りがきつくなりますが、そこまでは駐車場からほぼ平坦な遊歩道を辿ります。
尾鷲方面の海が見えます
前回は直接大蛇嵓の方に行ったので、大台ケ原から海が真近に見えたのには驚きました。
左のぽっちりとしたピークはたぶん釈迦が岳?
まさに紅葉のトンネル
正木峠への木道
正木ヶ原
「大魔神」の3作目で子どもたちの山越えのシーンは大台ケ原で撮影されたと思うのですが。(このページの扉の写真の場所がたぶんロケ地)
大蛇嵓
ここは柵があっても恐いです