中山道 第4日目
2023年3月28日
高宮宿~鳥居本宿~番場宿~
醒井宿~柏原宿
JR柏原駅~岐阜駅
歩行距離 20.7㎞ 岐阜市内泊
この区間は木曽と並んで旧街道の趣が残る魅力ある所でした。高宮宿を出ると旧街道は新幹線と名神高速道路に挟まれた田園地帯となり、住宅もまばらになります。鳥居本宿との中間に旧小野村(小野小町の出生地)があります。鳥居本宿は古い町並みがよく保存されています。旧街道沿いの古い家屋は玄関前がすぐ道で、玄関先に自動車や自転車の保管場所がないお宅も多いです。
中山道 第4日目
2023年3月28日
高宮宿~鳥居本宿~番場宿~
醒井宿~柏原宿
JR柏原駅~岐阜駅
歩行距離 20.7㎞ 岐阜市内泊
この区間は木曽と並んで旧街道の趣が残る魅力ある所でした。高宮宿を出ると旧街道は新幹線と名神高速道路に挟まれた田園地帯となり、住宅もまばらになります。鳥居本宿との中間に旧小野村(小野小町の出生地)があります。鳥居本宿は古い町並みがよく保存されています。旧街道沿いの古い家屋は玄関前がすぐ道で、玄関先に自動車や自転車の保管場所がないお宅も多いです。
高宮宿
犬上川にかかる無賃橋。二人の女性が背負っているのは将軍にも献上された名産「高宮布」の原料の麻。奥は伊吹山。
無賃橋の碑(高宮宿入口)
彦根藩が近江商人藤野四郎兵衛に命じ天保三年(1832)に募金により架橋、渡り料無料としました。
芭蕉紙子塚
多賀大社大鳥居
布惣跡
高宮布を収めた蔵の跡
小町塚
出羽郡司小野美実が、小野宿で生後間もない女児を養女にもらい受け奥州に伴ったのが小野小町と言われています。
鳥居本宿
摺針(するはり)峠からの琵琶湖遠望
鳥居本では和紙に柿渋を塗りこめた「合羽」を製造する家が15軒もあり、雨の多い美濃路に向かう旅人はここで合羽を買い求めました。
トイレが街道側の屋外にある家も多く、個別浄化槽を備えた家は現代的な新築の家です。古い町並みを守る苦労が垣間見られます。
鳥居本宿桝形
赤玉神教丸 有川家
万治元年(1658)創業。多賀大社延命長寿の神の教えによる「神教丸」は和宮にも献上されました。
摺針峠からの下り道。琵琶湖が見えるのもこの峠までです。
ここで伊吹山が初めて見えます。右側は名神高速道路。
番場宿
東見付(宿場の入口に設けられた見張り所)から見た宿場の風景。番場宿は宿長約127mと中山道中最短であった。
番場宿問屋場跡
琵琶湖に開削された米原湊と中山道をつなぐ米原道の分岐点で、最盛期には問屋場が6軒もありました。
番場宿手前から米原ジャンクションまでずっと登り道になります。番場宿では交流センターでトイレを借りることができます。
醒井宿
宿場入口にあった六軒茶屋を描いている
醒井宿は馬籠や妻籠のような食堂や土産物屋等はありませんが、古い町並みが美しく整えられ保存されています。観光トイレも複数あります。
平日にもかかわらずたくさんの観光客が散策していました
梅花藻の花
旧家屋を利用した「ゲストハウス醒井庵」 は宿場の中央にあります
泡子塚
西行が飲み残した茶を娘が飲むと子を宿した・・・詳しくは拡大して見てください。同じような話が武佐宿にもあります。
西行水(湧水地)
豊富な湧水が町内を流れ、梅花藻やホタルなどを楽しもうと多くの人々が訪れます。
問屋場跡(見学無料)
次の柏原宿までは山裾に沿って国道21号線を歩いたり、田んぼの中の道を歩いたりして進みます。
松並木の残っている場所もありますが、古い建物は柏原宿に入るまでほとんどありません。道標や矢印も少ないのでスマホのマップなどで確認しながら歩きました。
柏原宿
伊吹山のヨモギを原料とした「もぐさ」で有名だった。浮世絵は「伊吹もぐさ」を商う伊吹堂亀屋左京店を描いている。
柏原宿は街道沿いに古い建物が比較的多く残されています
JR柏原駅
宿泊場所が無くJRで岐阜まで出て宿泊しました
旅の情報
鳥居本宿手前から柏原宿まで食事場所はほとんどない。丹生川橋手前に国道沿いのローソンまで往復できる距離の場所あり。摺針峠へは、矢倉橋からはごみの投棄等旧道の状態が悪く舗装路がお勧め。