ー 筑波山地域ジオパークのガイドブックを公開しました ー
本ガイドブックは、筑波山地域ジオパークの市民団体であるジオネットワークつくば ジオマイスター会(つくばジオマイスター会)が制作した当ジオパーク のガイドブック です。 本ガイドブックには、当ジオパークの自然(地質・気候・植物 植生・動物)、信仰(筑波山神社・笠間稲荷神社・西念寺・巨石信仰)、ジオストーリーに基づいたジオサイト(筑波山山頂・筑波山南麓・桜川・花室川・歩崎)、筑波研究学園都市の研究所(産総研・農研機構)、ジオパーク活動(ネットワーキング活動、ボトムアップ運営)で、付録として「筑波山の初夏から夏に開花する植物」を掲載しました。
@ geo-guide-tsukuba
ガイドブックの新しい活用法
本ガイドブック(PDF)を情報源として利用し、AI編集をすることで、次のサンプルで示すように、学習ガイドやクイズ、自然探索ウォークの企画案づくり、特定の内容{信仰や歴史、産業遺産}について調べたり、ガイドブック自体のまとめを作ってみたりと、様々な活用ができます。
特定の内容に関するクイズを20問作り、学校での教材をつくるなどにも適しています。そのような利用法に関しても、近々、公表したいと思いますが、以下に、4つのサンプルを示します。
例1) 4月に筑波山で自然探索ウォークをしたいので、その企画案を作って下さいとプロンプトして、 企画案を作成しました。 何に興味があるとか、企画目的を示すとかするとよりよい企画が作成できます。
ー つくばジオマイスター会の紹介 ー
本ガイドブックの記載項目と内容について ~ キーワードと概要 ~
本Webサイトは、https://sites.google.com/view/geo-guide-tsukubaで公開中です。
1.当ジオパークの概要: ジオパークを構成する自治体、ジオパークのテーマとゾーニング、7つのジオストーリー
ジオパークの地質遺産(地質学的サイト)・自然遺産・文化遺産、
2.筑波山地域の成立ち:変成岩、マグマ溜まり、山麓斜面堆積物、鶏足山塊、関東平野、海水準変動、最終氷期、古鬼怒川、桜川、鳥趾状三角州、筑波台地
3.筑波山の地質:
3-1 地質: 斑れい岩、花こう岩(花崗岩)、木下層、常総層、ローム層
3-2 気候: 斜面温暖帯
3ー3 植生・植物: ブナ、イヌブナ、アカガシ、アカマツスダジイ、タブノキ、マルバクス、ホシザキユキノシタ、ホンモジゴケ、フクレミカン
3-4 動物
3-4-1 哺乳類: イノシシ、タヌキ、二ホンアナグマ、ニホンイタチ、ホンドテン(ニホンテン)、ハクビシン、アズマモグラ、アカネズミ、
3-4-2 鳥類: アオゲラ、ウグイス、ヒガラ、ソウシチョウ、ヒヨドリ、エナガ、ミソサザイ、ホトトギス、カケス
3-4-3 昆虫類:
(1)概 要
筑波山の甲虫類がまとめて報告されたのは、ミュージアムパーク茨城県自然博物館が1995年から1999年に掛けて行った調査で、458種が記録されています。また、水戸昆虫研究会の会員により、筑波山を含む茨城県の昆虫の調査により茨城県産の甲虫は2,825種に達しています。そして2024年現在、水戸昆虫研究会の会報誌『るりぼし』によると3,009種達成と成っています
(2)昆虫に係る筑波山の特徴
①神郡側から見た筑波山の地形の特徴
麓の神郡は平らで水田が広がっていますが、少し高い臼井の辺りから筑波山の温暖帯と呼ばれている筑波神社付近の標高まではなだらかな傾斜が続いています。また、ケーブルカーのトンネル付近から山頂にかけては、急斜度の地形へと様変わりします。この衝立(ついたて)の様な地形があるために、上昇気流が起きやすくなっています。
②神社所有地と特別保護区
筑波山は、特に筑波山神社側の斜面は神社の所有地であった為、現在も含めて生物の採取等が出来ないという歴史が続いています。そして、男体山側のブナ帯は県の特別保護区にもなっています。
③標高による昆虫の分布
筑波山には温暖帯と呼ばれる標高帯があり、筑波山神社のある標高は温暖帯に当たり南方系の植物であるスダジイが生育しており、同様な標高の酒寄地区ではミカンの栽培が行われていて、それぞれ温暖帯の気候に適した昆虫が生息しています。
そして、神社から上は社寺林となっており、寒さに強いスギを主体とした針葉樹林がブナ帯まで続いていて、そこから山頂までがブナ帯を形成していて、ブナに依存した昆虫が生息しています。
(3)筑波山で見られる低地性昆虫
①鱗翅目(りんしもく:蝶目)
ナミアゲハ、キアゲハ、ジャコウアゲハ、カラスアゲハ、キタテハ、アカタテハ、ルリタテハ、ヒメウラナミジャノメ、モンキチョウ、イチモンジセセリ、ダイミョウセセリ など
②トンボ目
アジアイトトンボ、ホソミオツネントンボ、オニヤンマ、クロスジギンヤンマ、ギンヤンマ、ナツアカネ、アキアカネ、ノシメトンボ、シオカラトンボ など
③鞘翅目(しょうしもく;甲虫目)
カブトムシ、コアオハナムグリ、カナブン、ノコギリクワガタ、ジョウカイボン、オバボタル、キイロカミキリモドキ、シロスジカミキリ、キボシカミキリ、アカハナカミキリ、ヨツスジカミキリ、ゴマダラカミキリ、ヤマトタマムシ、ヒメクロオトシブミ、オオゾウムシ、ウリハムシ、ナミテントウ など
④バッタ目
ショウリョウバッタ、クルマバッタ、ツチイナゴ、コバネイナゴ、カマキリ各種 など
⑤上昇気流に乗って山頂付近まで行く昆虫
鱗翅目(蝶目)、トンボ目、半翅目(カメムシ、セミの仲間)及び膜翅目(ハチ、アリの仲間)、直翅目(バッタ、コオロギの仲間)の昆虫:アゲハチョウの仲間やオニヤンマ、アカトンボの仲間、オニヤンマやアカトンボ類
(4)筑波山の山地性の昆虫
山には、山地性の昆虫が棲んでいます。平地に棲む昆虫は山に来る事はあっても、山地性の昆虫は平地に来る事はありません。そして、筑波山に棲む山地性の昆虫は、筑波山に行かなければ見ることができません。
以下に筑波山の山地性の昆虫を挙げます。
①筑波山を代表するといわれている山地性の昆虫
○ヨコヤマヒゲナガカミキリ
茨城県内ではブナ類が分布する加波山、八溝山などで生息が確認されています。
○アカアシクワガタ
ブナ帯に生息しブナ類の木に依存するブナ帯を代表する昆虫
○ミヤマクワガタ 鞘翅目(甲虫目) クワガタムシ科 体長オス30~79mm
メス25~45mm 成虫出現時期: 5~10月
筑波山の標高全域に形態を変えながら生息しているクワガタです。県南地域では、筑波山とその山塊のみに生息しています。山麓付近の標高には大顎の歯の長さが全国標準のタイプ(ヤマ型)が生息しています。
〇エゾゼミ カメムシ目 セミ科 全長56~65mm(翅端まで)
成虫出現時期 :7月下旬~9月上旬
筑波山では400m付近から、山頂まで見られます。どちらかというと針葉樹林に多いですが、ブナ・ミズナラなどの広葉樹から、アカマツ・スギなど針葉樹まで、種々の樹木にとまります。おもに逆さにとまってギ・・・という震えを帯びた連続音で鳴きます。
〇エゾハルゼミ カメムシ目 セミ科 全長37~44mm(翅端まで)
成虫出現時期: 5月下旬~7月下旬
北方種森林性でブナ・ミズナラ・スギ・ヒノキ林に生息し、茨城県里美村岡見では「田植えゼミ」と呼んでいます。筑波山では標高600m以上から山頂部に多く生息します。
〇アサギマダラ 鱗翅目(蝶目) タテハチョウ科 前翅長50~60mm
成虫出現時期: 5~10月
初夏から秋にかけて筑波山頂付近のヒヨドリバナで吸蜜している成虫の姿が見受けられます。
〇ムカシヤンマ トンボ目 不均翅亜目 ムカシヤンマ科
体長63~80mm 成虫出現時期: 5~7月 日本固有種
大型で、縁紋の形や長さ、メスの産卵管に特徴があります。化石種の中に、本科に属すると考えられるものがあります。幼虫は斜面から水が滴り落ちるような崖面に生息します。左右の複眼が接しないで離れています。
以下に筑波山に生息する山地性昆虫を挙げます。
②鞘翅目(甲虫目)
○クワガタムシ科
スジクワガタは、コクワガタよりも小さなクワガタで、上翅に細かな縦筋がある黒褐色または黒色の低山地性のクワガタです。成虫の寿命は2年位。(コクワガタは環境適合能力が高いため、筑波山の麓からブナ帯まで生息しています)
○コガネムシ科
ハナムグリ、アオハナムグリ、トラハナムグリは、山地性が強いハナムグリで平地では見る事ができない種で、山に咲く様々な花に集まります。
○カミキリムシ科
オオヨツスジハナカミキリ、ツヤケシハナカミキリ、チャイロヒメハナカミキリ、ニンフホソハナカミキリ、ミドリカミキリ、キイロトラカミキリ、シロトラカミキリ、ヒナルリハナカミキリは、筑波山中腹から山頂部にかけて、花の上で見られる山地性のカミキリムシです。
○タマムシ科
クロタマムシ、ウバタマムシ、クロナガタマムシ、シロオビナガボソタマムシ、ウメチビタマムシは、食樹や食草及び気候による温暖化の関係で筑波山及びその山塊でしか見る事ができなくなったタマムシです。
○コメツキムシ科
ウバタマコメツキ、オオクシヒゲコメツキ、オオシモフリコメツキ、ニホンベニコメツキは筑波山に生息する大型のコメツキムシです。ウバタマコメツキ以外は、樹木の葉上で見つかります。ニホンベニコメツキはベニボタルに擬態している事で知られています。
○ジョウカイボン科
アオジョウカイ、キンイロジョウカイ、クロジョウカイ、ミヤマクビボソジョウカイは、ジョウカイボン科の山地性の甲虫です。ジョウカイボンの仲間はホタルに近い種で、体が柔らかく肉食で他の昆虫を捕食する獰猛な甲虫で、初夏に多く見られ夜間灯火にも集まります。
○ホタル科
ヒメボタル、カタモンミナミボタル、スジグロボタル、オオオバボタル、ゲンジボタルは、筑波山に生息するホタルです。ゲンジボタルを除いては、陸性のホタルで陸性の貝(キセルガイの仲間)を捕食して生活します。ヒメボタルとカタモンミナミボタルは森林に棲むホタルで、ブナ帯のブナ林で生息しています。ゲンジボタルは、県南では筑波山の沢及びその山塊の沢の周囲で見ることができます。また、ヘイケボタルは筑波山及びその山塊の山麓にある田んぼ等で見る事ができます。ホタルも上翅が柔らかい甲虫です。
○ベニボタル科
カクムネベニボタル、ミヤマクシヒゲベニボタル、クロハナボタルは、体内に毒を持つ甲虫で良く目立つ紅色をしています。このため、ベニボタルに擬態することで身を守っている昆虫がいます。ニホンベニコメツキ、アカハネムシなどが知られていますが、ホタルの仲間であるスジグロボタルはスジグロベニボタルとも呼ばれ、ベニボタルに似ています。ホタルも胎内に毒を持つので、毒のあるもの同士が似るミューラーの擬態関係です。
○ツチハンミョウ科
キイロゲイセン、マルクビツチハンミョウはツチハンミョウの仲間で、体内に毒を持つ甲虫で飛ぶ事はできません。一度に千個ほどの卵を産み、幼虫は1mm位でタンポポなどの花の上でクマバチが来るのを待ち、クマバチの脚に付いて幼虫はその巣の中でハチの幼虫を食べて育ちます。ハンミョウの仲間ではないです。
○ハンミョウ科
ハンミョウ、ニワハンミョウ、アイヌハンミョウは、大型のハンミョウで日当たりの良い地面に棲んでいます。いずれも生きた昆虫を捕らえて食べます。近づくと飛んで逃げるので、まるで道を教えている様だというところから「ミチオシエ」の別名があります。幼虫は地面に穴を掘って潜み、近づく昆虫を捕らえて食べます。
○ゲンゴロウ科
クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウは、水中で生息する甲虫で、弱った魚や昆虫を食べ泳ぎが上手い。
○ガムシ科
ガムシ、コガムシは、エンマムシに近い仲間で、水中を歩く様に泳ぎ、ゲンゴロウほど泳ぎは上手くなく、水草などの植物やその腐れたものを食べる。
③鱗翅目(チョウ・蛾)
ミヤマカラスアゲハ、オナガアゲハ、エルタテハ、キベリタテハ、クジャクチョウ、ミドリヒョウモン、スミナガシ、ヤマキマダラヒカゲ、アサギマダラ、アオバセセリ等は、山地性のチョウです。スミナガシはブナ帯で生息しているチョウです。
④トンボ目
ニホンカワトンボ、ミヤマカワトンボ、ムカシトンボ、ムカシヤンマ、オオルリボシヤンマ、ミルンヤンマ、ヤブヤンマ、ダビドサナエ、ヤマサナエ、オナガサナエ、ベッコウトンボ、ヒメアカネ、ハッチョウトンボ、ハラビロトンボは、筑波山に生息しているトンボですが、特にムカシトンボ、ムカシヤンマは本来ならば県北の山奥に行かなければ見ることの出来ないトンボです。
そして、ムカシヤンマのヤゴは、他のトンボのヤゴとは異なり、水中では無く陸上の苔の生える様な湿った露頭に横穴を掘り、近くに来た昆虫を捕食して生活しています。
⑤半翅目(ヨコバイ亜目)
エゾハルゼミ、アカエゾゼミ、エゾハルゼミは、ブナ帯に生息するセミでカエルの様な鳴き声である為、一般の人はセミの声と認識している人は少ない様です。
⑥アミカゲロウ目
その他ヘビトンボやムラサキトビケラ、ヤマトカワゲラの幼虫は水生昆虫ですが、ヘビトンボだけは成虫も肉食で昆虫などを捕食しますが、トビケラやカワゲラの仲間の成虫は何も食べないらしいです。ヘビトンボの幼虫は孫太郎虫と呼ばれ、夜泣きの薬として漢方薬にも使われています。
4.筑波山地域の信仰:
4-1 筑波山神社: 筑波山信仰、徳一、知足院中禅寺、神仏分離、廃仏毀釈、筑波山神社、御座替祭
4-2 笠間稲荷神社: 日本三大稲荷、稲荷大神、銅瓦葺総欅の権現造、浅野長重、大石内蔵助
4-3 西念寺: 稲田山西念寺、親鸞聖人、教行信証、稲田九郎頼重
4-4 蚕影神社: 金色姫伝説、蚕影山信仰
4-5 巨石信仰:
4-5-1 夫女ケ石: 磐座、嬥歌(歌垣)、常陸国風土記
4-5-2 月水石寺神社: イワナガヒメ、ご神体の巨石
4-5-3 飯名神社: 筑波山神社の里宮、ご神体の巨石(男形と女形)、臼井の弁天様、常陸国風土記、万葉集
5.筑波山地域ジオパークの主要ジオサイト:
5-1 26のジオサイト: 高峯・富谷山、加波山・足尾山、羽鳥、酒寄・椎尾、筑波山山頂、筑波山南麓、平沢・宝篋山、山ノ荘、 雪入・三ツ石、閑居山・権現山、龍神山・波付岩、峰寺山・十三塚、八郷盆地、吾国山・愛宕山、笠間盆地、稲田・福原、高浜・石岡、歩崎、崎浜・川尻、田村・沖宿、土浦、上高津、花室川、桜川中流、上郷、六斗
5-2 筑波山山頂: 男体山、女体山、筑波山神社本殿、斑れい岩、立身石、間宮林蔵、親鸞、斑れい岩ペグマタイト、男女川源流、小倉百人一首、陽成院、万葉集、ブナ林、ブナ、イヌブナ、毎木調査、銚子の奉納錨、巨石と奇岩、ガマ石、男龍石、弁慶七戻り、母の胎内くぐり、大仏岩、裏面大黒岩
5-3 筑波山南麓:
5-3-1 筑波山梅林: 斑れい岩、土石流、筑波石、紅梅、白梅、緑がく梅、思いのまま、ウメノキゴケ、花こう岩ペグマタイト、アプライト、真砂、
5-3-2 筑波山神社周辺: 家光公寄進の建物、御神橋、拝殿、随神門、日枝神社・春日神社、厳島神社、つくば道、御神水、マルバクス、千寺川砂防堰堤群、大御堂、千手観音菩薩、スタジイ巨木
5-3-3 筑波ふれあいの里周辺: 夫女ヶ石、嬥歌、白滝、白瀧神社、日本武尊
5-4 桜川中流: 古鬼怒川、禊橋、君島橋、縄文海進、砂岩、礫岩、チャート、安山岩、流紋岩、フォルンフェルス、バルーン堰、沼田、八幡塚古墳、田井・小沢、北条米、小沢の湧水、中貫橋、山木・君島、化石カキ礁、北条、家光、堂社再建・伽藍造営事業、慶龍寺、つくばジオミュージアム
5-5 花室川: 花室大池、迅速測図、ナウマンゾウ、臼歯、切歯、尺骨、下総層群、藪層、木下層、常総層、生き物調査って面白い!高校生と花室川と環境教育、土浦市外十五ヶ町村土地改良区事務所、
5-6 平沢・宝篋山:
5-6-1 小田城跡、八田知家、小田時知、小田治久、南朝、北畠親房、神皇正統記、小田政治、小田氏治、佐竹氏、小田友治、結城秀康、小田城跡歴史ひろば、筑波鉄道
5-6-2 小田地区の石造物群、三村山、宝篋山、忍性、極楽寺、宝篋印塔、石像五輪塔、石造地蔵菩薩立像、頼玄、磨崖不動明王立像、
5-7 加波山。足尾山
5-7-1 加波山、雨引山、燕山、加波山、丸山、足尾山、きのこ山、弁天山、筑波山、加波山事件、加波山花崗岩、真壁石、真壁石灯篭、加波山神社、
5-8 峰寺山・十三塚
5-8-1 峰寺山の球状花崗岩、小判石、
5-9 吾国山・愛宕山
5-9-1 吾国山、ブナ林、
5-10 高浜・石岡
5-10-1 石岡、常陸国衙関連遺跡、常陸国府跡、常陸国分寺跡、常陸国分尼寺跡、
5-11 歩崎: 霞ヶ浦、最大水深、平均水深、りんりんロード、坂本九、歩崎観音、茨城百景、表参道階段、帆引き船、折本良平、シラウオ領、ワカサギ漁、
5-12 上高津
5-12-1 上高津貝塚、縄文時代後期、貝塚断面、ヤマトシジミ、汽水域、環状集落、竪穴式住居、墓壙、掘立式建物、大型炉、藻塩、
6.筑波山地域ジオパークに関連した「認定」
6-1ジオパークとしての認定
6-1-1 ジオパーク申請に向けての準備
産業技術総合研究所、ジオネットワークつくば、ジオマイスター、筑波山地域ジオパーク構想検討委員会、筑波山地域ジオパーク推進協議会、筑波山地域ジオパーク構想
6-1-2 最初のジオパーク新規認定申請
採石場やトライアル練習場を選定、「地下 10km と海抜 0m の神秘」、認定見送り
6-1-3 2回目のジオパーク新規認定申請
「関東平野に抱かれた山と湖 自然と人をつなぐ石・土・水」、ジオパークとして認定
6-1-4 1回目の再認定審査
ユ ニバーサルデザインの取り組み
6-2 筑波山山塊の花こう岩の「ヘリテージストーン」としての認定
筑波山塊の花こう岩、筑波山塊の花崗岩、「ヘリテージストーン(天然石材遺産)」
6ー2ー1 「ヘリテージストーン」について
ヘリテージストーン、地質学に関する国際協力を目的に1961年に 国際地質科学連合 (IUGS)、国際的価値が高く、人類との関りが深い天然石材を認定する
6ー2ー2 筑波山塊の花こう岩
稲田花こう岩、加波山花こう岩、筑波山花こう岩、稲田石、真壁石
6ー2ー3 筑波山塊の花こう岩の石材利用と地域社会への貢献の歴史
忍性、極楽寺、律宗に改宗、西大寺系石工集団、宝篋印塔、五輪塔、真壁氏の累代墓地及び墓碑群
迎賓館赤坂離宮、東京国立博物館表慶館、日本橋、東京駅丸の内本屋
鬼怒川の水運、旧国鉄 水戸線と常磐線の開通、筑波鉄道
6ー2ー4 ヘリテージストーンとしての認定
IUGSへの申請、筑波山地域ジオパーク推進協議会と糸魚川ユネスコ世界ジオパークとの協働、2024年7月6日に認定、世界で55の天然石材をヘリテージストーンとして認定、国内では「筑波山塊の花こう岩」が唯一のヘリテージストーンに認定された天然石材
7.ジオパークのエリア指定を受けていない大事なエリア
7-1 宍塚
7-1-1 宍塚の地形の形成、古東京湾、古鬼怒川、縄文海進、
7-1-2 宍塚の利用の歴史、宍塚大池、谷津田、里山保全運動、
8.筑波研究学園都市の研究所におけるジオ関連研究の紹介:
8-1 筑波研究学園都市の開発の歴史: 筑波研究学園都市建設法、科学技術基本法、国際科学技術博覧会開催、常磐自動車道開通、つくばエクスプレス開通
8-2 産業技術総合研究所: 産総研、地質調査所、地質調査総合センター、地質標本館、日本列島の地質、太平洋海底地形、実物標本展示、鹿折金山、菱刈鉱山、ナウマンゾウ化石、郷土の岩石、地質図幅、シームレス地質図、
8-3 農業・食品産業技術総合研究所: 農研機構、土壌モノリス、土壌断面標本、全国デジタル土壌図、
9.ジオパーク活動について:
9-1 ネットワーキング活動: ユネスコ、国際地質科学ジオパーク計画定款、日本ジオパーク委員会、JGC、日本ジオパークネットワーク、JGN、全国大会・研修会、関東ブロック、関東大会in筑波山地域、近隣ジオパークとのネットワーキング活動
9-2 ボトムアップ運営: 認定ジオガイド養成講座、ピラミッド型組織、トップダウン、ネットワーク型組織、ボトムアップ、
9-3 ジオネットワークつくば ジオマイスター会 : つくばジオマイスター会、産総研、ジオネットワークつくば、ジオマイスター、市民向け講座・展示会の開催、筑波山周辺のガイド活動、地質標本館行事のサポート、メンバーによる巡検・勉強会、筑波山地域ジオパーク ガイドブックの制作
【付録】 筑波山の初夏から夏にかけて開花する植物: イワタバコ、ウツギ、ウリノキ、オオナルコユリ、オオバギボウシ、オカトラノオ、コバギボウシ、シモツケ、ソバナ、タマアジサイ、タマガワホトトギス、トチバニンジン、ヒヨドリバナ、ヤマユリ
筑波山のGoogle 地図
関連・参考サイト:
筑波山地域ジオパーク(公式サイト): https://tsukuba-geopark.jp/
筑波山 登山ガイド: https://mount-tsukuba.com/
日本ジオパークネットワーク: https://geopark.jp/
Unesco ジオパーク: https://en.unesco.org/global-geoparks/list
R404 HP Version 1 ; ガイドブックPDF1版
R61207 HP prestage_1_Version 2 ; ガイドブックPDF改訂作業版
R70101 HP prestage_2_Version 2 ; ガイドブックPDF改訂作業版
R70313 HP Version2 ; ガイドブックPDF Pre3版
R70331 HP Version3 ; ガイドブックPDF3版
HP編集管理: KN@ geo-guide-tsukuba