栄養成分表示を見ていますか?
栄養成分表示を見ていますか?
食品のパッケージには、熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量等が記載されています。これを栄養成分表示といいます。
食品に含まれている栄養量を誰でも簡単に見ることができる便利な表示となっています。
【栄養成分表示の例】
今回は、栄養成分表示の中でも特に生活習慣病において重要な食塩についてお伝えしていきます。
食塩の摂り過ぎで高血圧になる・・・というのは皆さんも一度は聞いたことがあるかと思います。現在の日本人の食塩摂取量の平均は、男性で10.9g、女性で9.3gとなっています。
左記のように、日本人の食事摂取基準(2020年版)では、目標量(生活習慣病の発症予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量 )が設定されています。
食塩を摂り過ぎると、血中の塩分濃度が増加し、高血圧症の原因となり、腎臓病や心臓病などの合併症を引き起こすリスクが高くなります。これらのリスクを抑えるため、若い頃から食塩の過剰摂取には気を付ける必要があるのです。
では、食塩相当量の成分表示を見ながらみそ汁を選んでみましょう。
2.7g
2.3g
2.5g
あさりには2.7g、とうふには2.3g、長ねぎには2.5gの食塩が含まれていることが分かりますね。
食塩の量が一番多いあさりを選ぶよりも、とうふを選んだ方が減塩につながります。
食塩相当量だけを見て選ぶとすれば、「とうふ」のみそ汁を選んだ方が良いということになりますね。
食品を購入する際は、ぜひ栄養成分表示を参考にしてみてください。