クピドの恋
「君はキューピッドじゃないし、矢の効果はない、はず」
恋なんて汚らわしいと皆が笑うなか、キューピッドの背に金色の矢が放たれた。
視線の先には、人間。
「恋なんてのは勘違いにすぎない」
はたしてこの感情は勘違いなのか。勘違いは醜いか?
脚本・演出 藤木文乃