講義概要

2024年度もゲームデザイン論を開講します。
詳細はUTOL(UTokyo LMS) を確認してください。グループワークのため30名に人数制限します。

日時:木曜5限(17:05〜18:35)・2024年度S1/S2ターム
時間割コード:31624
共通科目コード:CAS-TC1300Z1

場所:21 KOMCEE West Room K201


UT-BASEに紹介記事を掲載いただきました。

先端技術を駆使した新しい「あそび」として,さまざまな「ゲーム」が産業的にも文化的にも大きな功績を残してきました。この全学体験ゼミナールでは,人類にとっての「あそび」とは何なのかを考え,その中で未来の「ゲーム」はどうあるべきかを発想するための基礎を体験的に学びます。ゲーム制作においては,あそびとしてルールを作る・相互の関係性を結ぶ・ストーリーを空想する・身体を使うなどの要素を考慮するだけでなく,エンジニアリングやマーケティングの側面も重要になります。これらを総じて「ゲームデザイン論」と称し,総合的な学びの機会とします。

スケジュール

4 / 11 (木) ガイダンス(オンライン)4 / 18 (木) 岡本吉起 ゲームの制作論4 / 25 (木) 岡本吉起 ゲームの制作論52 (木) 松田白朗 ゲームと先端技術5 /  9 (木) 松田白朗 ゲームと先端技術5 / 16 (木) 安原広和 ゲームとあそび 5 / 23 (木) 安原広和 ゲームとあそび66 (木) 濱村 崇 / 岡田 茂 企画実践(0)6 / 13 (木) 濱村 崇 / 岡田 茂 企画実践(1)6 / 20 (木) 濱村 崇 / 岡田 茂 企画実践(2)6 / 27 (木) 濱村 崇 / 岡田 茂 企画実践(3)7 /  4 (木) 濱村 崇 / 岡田 茂 企画実践(4)7 / 11 (木) 濱村 崇 / 岡田 茂 企画実践(5)

講師

苗村 健


東京大学工学部電子情報工学科 教授中山未来ファクトリー メンバー

バーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェースの研究に従事。博士(工学)。2013年には、日本科学未来館において「現実拡張工房」の常設展を開催。文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本バーチャルリアリティ学会論文賞、ヒューマンインタフェース学会論文賞、映像情報メディア学会丹羽高柳賞論文賞、電子情報通信学会HCG賞、経産省Innovative Technologies、グッドデザイン賞など受賞。

濱村 崇


株式会社ゲームデザインラボ 代表取締役株式会社オカキチ 取締役

ゲームデザイナー。2022年春にハル研究所を退職。その後フリーランスとしてディレクション、ゲームデザイン等のコンサルティング業に従事。また、世の中のゲームがほんの少しでも面白くなる事に貢献するために「GameDesignLab」を発足。SNSでゲームデザインに関する知見を発信している。

岡田 茂


株式会社オカキチ 代表取締役


1992年セガ・エンタープライゼス(現:セガ)入社。日本、アメリカ、ヨーロッパを拠点としながらコンピュータゲームのアートディレクター、ゲームデザイナー、ディレクター等を歴任。2001年マイクロソフト入社。初代Xbox、Xbox360向けゲームのプロデューサー、プロダクトマネージャーを務める。2006年アートゥーン(現:マーベラス)入社。コンソールゲーム、オンラインゲームのプロダクトマネジメントを担う。開発本部長、上席執行役員等を歴任。2019年オカキチ入社。2020年同社代表に就任。

岡本 吉起


公益財団法人日本ゲーム文化振興財団代表理事OKAKICHI SDN. BHD. 取締役
90年代初頭、対戦格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」で社会現象を巻き起こす。その後も同社の「バイオハザード」シリーズ等、大ヒット作の誕生にも関わるなど、アーケードゲーム、コンシューマゲームでトップゲームクリエイターの地位を築く。スマートフォンゲームアプリでは国内トップクラスのセールスを獲得するまでに成長した株式会社ミクシィの「モンスターストライク」の開発者の一人。2018年よりマレーシアに生活の拠点を移した。

松田 白朗


Developer Relations Engineer, Android Games at Google
Google社にてAndroid/GooglePlayのゲーム技術を担当。これまでApple社、Microsoft社などでStadia、Android、iOS、macOS、Xbox360、Xbox、Dreamcastなど多くのプラットフォーム開発、OS開発に関わる。専門分野はスマートフォン、ゲームコンソールでのパフォーマンス最適化、ネットワーク、グラフィクス、サウンド等ゲーム技術。

安原 広和


東京工科大学 メディア学部 特任准教授

セガエンタープライゼズ社にて、「Sonic The Hedgehog」を開発後渡米、NaughtyDog社にて「JakandDaxter」シリーズ、「Uncharted」などを制作。北米バンダイナムコ社、北米任天堂関連スタジオを経て現在ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社にて教育関連事業に携わり「あそびのデザイン講座」を手掛ける。デザインしたゲームソフトの累計販売本数は6000万本を超える。

倉本 大資


東京大学 大学院情報学環 特任研究員
中山未来ファクトリー メンバー

筑波大学芸術専門学群構成コース総合造形専攻卒業。2008年より子ども向けプログラミングワークショップを数多く手がける。コンピュータを用い楽しみながら学ぶことを研究し、創造的に学ぶ場としてのプログラミングワークショップの企画・運営をおこなう。関連著書・共著多数。2023年より情報学環オープンスタジオの運営に携わる。

関連イベント

主催