講義概要

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ゲームデザイン論は、2022年度もSセメスターに開講されます。
詳細は
ゲームデザイン論2022のウェブサイトをご覧ください
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日時:木曜5限(16:50〜18:35)・2021年度 Sセメスター

場所:オンライン

Zoomを使ってオンライン講義を実施し,Slackで連絡を取り合います。ZoomやSlackの情報は,ITC-LMSを参照してください。企画立案において対話を重視するため,最大30名程度に人数制限をします。

先端技術を駆使した新しい「あそび」として,さまざまな「ゲーム」が産業的にも文化的にも大きな功績を残してきました。この全学体験ゼミナールでは,人類にとっての「あそび」とは何なのかを考え,その中で未来の「ゲーム」はどうあるべきかを発想するための基礎を体験的に学びます。ゲーム制作においては,あそびとしてルールを作る・相互の関係性を結ぶ・ストーリーを空想する・身体を使うなどの要素を考慮するだけでなく,エンジニアリングやマーケティングの側面も重要になります。これらを総じて「ゲームデザイン論」と称し,総合的な学びの機会とします。



スケジュール

4 / 8 ガイダンス

4 /15 ゲームの制作論 岡本 吉起

4 /22 ゲームの制作論 岡本 吉起

5 / 6 ゲームと先端技術 松田 白朗

5 /13 ゲームと先端技術 松田 白朗

5 /20 ゲームとあそび 安原 広和

5 /27 ゲームとあそび 安原 広和

6 /10 企画実践 0 岡田 茂

6 /17 企画実践 1 岡田 茂

6 /24 企画実践 2 岡田 茂

7 / 1 企画実践 3 岡田 茂

7 / 8 企画実践 4 岡田 茂

7 /15 企画実践 5 岡田 茂

講師

苗村 健


東京大学工学部電子情報工学科 教授中山未来ファクトリー メンバー

バーチャルリアリティ、ヒューマンインタフェースの研究に従事。博士(工学)。2013年には、日本科学未来館において「現実拡張工房」の常設展を開催。文部科学大臣表彰若手科学者賞、日本バーチャルリアリティ学会論文賞、ヒューマンインタフェース学会論文賞、映像情報メディア学会丹羽高柳賞論文賞、電子情報通信学会HCG賞、経産省Innovative Technologies、グッドデザイン賞など受賞。

伊達 亘


グラフィックデザイナー
中山未来ファクトリー メンバー


グラフィックデザインにおけるファブリケーションの研究に従事。2021年度より東京大学情報学環中山未来ファクトリーにおいて、情報学環オープンスタジオの運営に参加。

阪口 紗季


東京都立大学 助教東京大学大学大学院情報学環 客員研究員中山未来ファクトリー メンバー
ヒューマンコンピュータインタラクション、エンタテインメントコンピューティングの研究に従事。博士(情報学)。2017年関西大学大学院総合情報学研究科修了。同年より東京大学情報学環中山未来ファクトリーにおいて、情報学環オープンスタジオの運営と「あそび」を題材にしたワークショップの企画に携る。Laval Virtual Award、芸術科学会論文賞など受賞。

岡田 茂



株式会社オカキチ 代表取締役

1992年セガ・エンタープライゼス(現:セガ)入社。日本、アメリカ、ヨーロッパを拠点としながらコンピュータゲームのアートディレクター、ゲームデザイナー、ディレクター等を歴任。2001年マイクロソフト入社。初代Xbox、Xbox360向けゲームのプロデューサー、プロダクトマネージャーを務める。2006年アートゥーン(現:マーベラス)入社。コンソールゲーム、オンラインゲームのプロダクトマネジメントを担う。開発本部長、上席執行役員等を歴任。2019年オカキチ入社。2020年同社代表に就任。

岡本 吉起


公益財団法人日本ゲーム文化振興財団代表理事OKAKICHI SDN. BHD. 取締役
90年代初頭、対戦格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」で社会現象を巻き起こす。その後も同社の「バイオハザード」シリーズ等、大ヒット作の誕生にも関わるなど、アーケードゲーム、コンシューマゲームでトップゲームクリエイターの地位を築く。スマートフォンゲームアプリでは国内トップクラスのセールスを獲得するまでに成長した株式会社ミクシィの「モンスターストライク」の開発者の一人。2018年よりマレーシアに生活の拠点を移した。

松田 白朗



Technical Solution Engineer, Google Stadia

Google社にてストリーミングゲーム・プラットフォーム Stadia のゲーム技術を担当。これまでApple社、Microsoft社などでStadia、Android、iOS、macOS、Xbox360、Xbox、Dreamcastなど多くのプラットフォーム開発、OS開発に関わる。専門分野はスマートフォン、ゲームコンソールでのパフォーマンス最適化、ネットワーク、グラフィクス、サウンド等ゲーム技術。

安原 広和


Unity Technologies Japan合同会社ゲームデザイナー東京工科大学 メディア学部 特任准教授
セガエンタープライゼズ社にて、「SonicTheHedgehog」を開発後渡米、NaughtyDog社にて「JakandDaxter」シリーズ、「Uncharted」などを制作。北米バンダイナムコ社、北米任天堂関連スタジオを経て現在ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社にて教育関連事業に携わり「あそびのデザイン講座」を手掛ける。デザインしたゲームソフトの累計販売本数は6000万本を超える。

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コンタクト

メールアドレス:openstudio -at- iii.u-tokyo.ac.jp