袁桷詩
臨 楊峴臨古四種巻
継色紙
良寛の歌
檐明
檐はひさし・のきのこと、簷明とは目の前が明るくな ったことを意味します。柔らかな羊毛筆とかたい兼毫 筆の二本を使って書くことで表現の工夫をし、運筆のスピードや筆の入り方で変化を求めました。立って体 全体を使って筆を動かし、感情や若さがみなぎるように書き上げました。杜甫詩
脚下照顧
鶴亀
臨 石台孝経
臨 小島切
残夢寒衿月孤灯夜枕風
杜甫詩
金槐和歌集より
王漁洋詩
陸游詩
王蒙詩
臨 擬山園拝竹亭子旧作
臨 小島切
渋沢栄一論語講義
春夏秋冬
秋夜寄邱員外
朴志晟の言葉
王漁洋詩
臨 多宝塔碑
李嶠詩
臨 山家心中集
紀貫之恋歌
舎近謀遠者労而無功
エマーソンの言葉より
長楽万年
長楽万年は楽しいことの久しく限りないことという意味の語句です。大きな板に四文字で迫力のある作品にすることをめざしました。作品に勢いが表れるように大きなノミを使い、大胆に刻しながらも、細部にもこだわりました。ノミの跡を残してはつることが出来たと思います。周りをオイルステインで暗くし、金箔を貼り文字を目立たせました。
中村春治郎先生の言葉
この言葉はこの学校の二代目校長の中村春治郎先生の言葉です。得意な行書で堂々と書くようにしました。文字数があまり多くないので、一文字一文字を大切にして書きました。行間をしっかり空けて、行を真っ直ぐにすることを意識しました。
臨 賢愚経
万世福
八木重吉の詩
陶淵明詩
臨 元永本古今和歌集
楽静多高致
種田山頭火の句
李白詩
臨 曼殊院本古今和歌集
随処楽
竹取物語
臨 出師表
石鼎の句
寿山福海
谷郁雄の詩祝福より
立原道造の詩「夢見たものは…」
古今和歌集より
澄心静慮
順風満帆
王士禛「送胡耑孩赴長江」
臨 元顕儁墓誌銘
臨 高野切第一種
臨 曹全碑
万夢丹句
臨 一条摂政集
万葉集
岑参「磧中作」
陳文述「消夏雑詠」
オードリー・ヘップバーンの言葉
延寿万福
漆書童蒙八章
臨 関戸本古今集
臨 淵羨魚不如退結網
猪突猛進
臨 光明皇后楽毅論
細い線の中でもメリハリがあり、抑揚のある線に惹かれて高2から楽毅論の臨書を始めました。一つの字の中に力強い線と繊細な線を表現し、作品に立体感が出るよう仕上げました。約1年間の集大成であるこの作品を通して、自分の成長を感じることができました。古今和歌集より
臨 真草千字文
臨 本阿弥切
亀竜寿
取人所長略人所短
言葉を惜しんで
体道窮神
万葉集
臨 隷書張載東銘篇
臨 香紙切
正岡子規の歌
瑞色鮮
普羅の句
画竜点睛
孟浩然詩句
臨書譜
寒山詩
臨高野切第三種
P.T.バーナムの言葉
陸游詩
竜翔鳳舞
春夏秋冬
臨楷書氾勝之書
臨石山切貫之集下
この石山切の作者である藤原定信は運筆が速く、リズミカルな筆致が特徴なのですが、私は手本を見過ぎてしまうあまり、運筆が慎重になってしまい、速度感に欠ける悪い癖がありました。そこで、リズム良く、勢いや流れを大切に書くことを意識し、仮名臨書に取り組んできました。料紙を切り継いである部分、華やかな色合いにも注目して見てもらえたら嬉しいです。
張瑞図詩
花開蝶自来
花開蝶自来花開けば蝶自ずから来たり。この言葉には、徳のある人には自然と人が集まる、という意味があります。私もそのような人になりたいという願いを込めて刻しました。刻す際に、筆で書いた時の力加減や筆使いが無くなり、平坦になってしまわないよう、ノミで筆の質感を表現する
韋応物詩
草野心平の詩
「蛙の詩人」として知られている、草野心平さんの詩です。主人公の蛙と蛇が出てきて、その後どうなったかは詳しく語られていませんが、想像力が掻き立てられ、思わず泣けてきます。この詩は片仮名で書かれていて、句点が多く使用されています。草野心平さんがあえてそうしたことの意味を考え、言葉の響き、リズムを大切に書きました
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