アートブックをつくり、それを置く空間をつくる。その間の、本と空間を繋ぐものをつくりたいと思った。パーツを組み立て、そっと本を置くと、本が少し浮き上がる。台は作品のための展示台でありながらも、それ自体が本の空気感を表現した作品になる。パーツにばらして持ち運びができる構造が、縦横無尽に様々な世界に連れて行ってくれる本の魅力と重なるように思う。いつか、装置を箱に収めて、サーカスのように渡り歩きたい。 今作は水をイメージしたアートブックとともに湖へ。
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