ゆるやかな長い取り組みの瞬間を記録した、新聞のイメージで制作した。タイトルは「新聞」の「新しい」と「聞く」から。
制作と生活を循環させた表現を目指している。表現することで世界、他者と繋がりたいという思いがある。しかし、制作においても生活においても、繋がる母体となる自分自身が自身を受け入れきれないことで、繋がる循環にハードルが生まれてしまう。そのために、いままでは自分のなかに留めていた拙い感情や想像を、手の届く方法で確かに形にすることでそれらの曖昧さを認める作業とする。そしてさらに、それを誰かに届けたい。