政策と実績
政策と実績
保育現場を守るために
〜カスタマーハラスメント対策の必要性〜
着手:2025年9月
背景:
保育園などの現場では、保護者からの過度な要求や心ない言葉により、職員が精神的に追い込まれてしまう「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が問題になっています。
こうした状況が続くと、職員の疲弊や離職にもつながり、子どもたちの安心・安全な保育環境を守ることが難しくなってしまいます。
他市の取組み:
彦根市では令和7年(2025年)5月に、「保育施設等におけるカスタマー・ハラスメントへの対応に関する基本方針」を策定し、保護者への「ご家族のみなさまへのお願い」としてルールを明確にしました。
米原市の現状:
米原市の保育現場からも、
「これはカスハラではないかと思うような対応で職員が疲れている」
「それが原因で辞めてしまう人もいるのでは」
といった声が上がっています。
また、市役所では電話対応を録音する仕組みを導入し、職員を守る効果が出ているとの報告もありました。毅然とした対応を取ることは、市民の理解を得ながら職員を守ることにもつながります。
議会での質問:
私は9月定例会で、「米原市としても、保育園などの施設でカスハラへの対応方針を作り、導入していく考えはあるのか」と質問しました。
市の答弁:
「各施設の意見を伺いながら、策定に向けた研究を進めていきたい」との答弁をいただきました。
今後に向けて:
保育園だけでなく、放課後児童クラブなど子ども・家庭と関わる現場でも、職員を守る仕組みが求められています。
誰もが安心して働ける環境づくりに向け、今後も取り組みを注視していきます。