ボス戦特化型和風テイストもふもふ狐耳弾幕シューティング
『さくらエスタシオン お稲荷さまのおひざもと / (Un)Faithful Servant』
2014年に明石高専ゲーム創作研究部(当時)で公開した『さくらエスタシオン 朱き社の白ぎつね』のその後の物語を描く、Windows向けフリーゲームです。本作単体でも楽しめるように作っていますが、前作も合わせてプレイしておくとよりいっそう楽しめます。
稲荷神さまに凄惨なお仕置きを受けた深草すすきであったが、懲りずに鶴里さくらとの再戦・復讐の機会を伺っていた。
季節は冬、すすきは新しい年を迎えたばかりの神社に赴く。神社では既に、彼女の妹分である深草かやが彼女の後任としてその業務をこなしていた。
当然そこには宿敵であるさくらもいた。2人とも随分と仲の良さそうな雰囲気で腹が立つ。
こうなったら我が物顔で神社に居座り続ける狐も、何食わぬ顔で自分の地位を奪った狐も、まとめて成敗してやろう。
ふかくさ すすき。本作のプレイヤーキャラクター。
本物の稲荷神の眷属である白狐。もともと村の神社の担当だったが素行が悪く、野良狐のさくらと揉め事を起こしたことが決め手となりお役御免になってしまった。
しばらくは大人しくしていたものの、かつての復讐を果たすべく、すすきはひとり神社へ乗り込む。数だけ見れば劣勢だが、悪知恵駆使して反撃だ!
趣味は麻雀。
つるさと さくら。本作の敵キャラクターその1。
ただの野良狐。時折神社に姿を表わすので村人からはありがたがられ、それが理由で動物の狐であるにも関わらずそこそこ強い力を有している。
すすきとは仲が悪いが、かやとは良好な関係を築けているようだ。
最近冬毛になった。
ふかくさ かや。本作の敵キャラクターその2。
稲荷の遣いの白狐で、すすきの妹分。さくらとともに、担当を外されたすすきの後任を務める。
彼女が村の神社にやってきたのは稲荷神さまのちょっとした考えによるものだが、それとは関係なく友人が増えて嬉しく思っている。
かわいい。
本作の主人公は前作では敵だった稲荷狐の深草すすき。それとは逆に前作主人公の鶴里さくらは敵となり、新たに登場する深草かやとともにすすきに立ち向かいます。
時には単独で、またある時には協力して反撃してくる敵連合に対し、果たしてすすきは一泡吹かせることができるのでしょうか。
前作に引き続き、作画担当がいいかんじにキャラクターイラストを描いてくれています。
基本となるゲームシステム自体は巷にあふれている縦スクロール型弾幕系シューティングです。
ただし、いわゆる道中戦や雑魚敵は存在せず、ステージはボス戦1つのみの「キャラクター同士の決闘」に主軸を置いた構成となっています。
難易度は自分の腕前に合わせて選べる3種類。後述の体力システムと併せて、初めての方にも楽しんでいただける安心設計です。
難しさを追求したタイプのゲームではないので、最高難易度であっても市販のカレールーの辛口くらいになるよう調整しています。
本作は弾幕STGによくある残機制ではなく、体力制を採用しています。
さらに、減ってしまった体力は時間経過によって徐々に回復していきます。被弾してしまっても、落ち着いて攻撃をかわしつつ態勢を整えましょう。体力管理をしっかりしていればゲームオーバーにはなりにくいです。
危ない局面では結界を使用しましょう。攻撃力はありませんが、広範囲の敵弾の雨を一気に晴らすことができます。
最近流行りの実績機能をつけてみました。チュートリアルじみたものからプレイヤーの腕前を試されるものまで、全30種類あります。
解除できる実績の例
「忠実ならざる眷属」:はじめてゲームをクリアする
「今から晴れるよ!」:はじめて結界を使用する
「正一位稲荷大明神」:難易度むずかしいをノーミス・ノー結界でクリアする
さくらエスタシオン お稲荷さまのおひざもと ver.1.0.1
Windows 7/8/10(今のところMacでは動きません)
.NET Framework 4.5以上およびDirectX 11以上がインストールされていること
画面解像度1280×720以上
2020/02/09 ver.1.0.0 公開
2020/10/19 ver.1.0.1 クレジット修正・一部効果音の音量調整