Kento Fujita, Nagoya University

藤田健人 修士2年,名古屋大学

Researches

階層化制御(大規模なマルチエージェントシステムの制御手法)

[1] 階層化H∞制御における協調評価出力とH∞ノルムの関係, 第63回自動制御連合講演会, (2020), https://doi.org/10.11511/jacc.63.0_955

本論文では,従来の階層的な最適制御器設計法から,階層的なH∞制御器設計法への拡張を行なった.また,制御器設計の際に有用な主結果として,個々のダイナミクスがシンプルな二重積分器の場合は,協調の制御目標に関する重みがロバスト性(個々のモデルの不確かさに対する安定性)に影響を与えないことが分かった.すなわち,個々と協調のどちらの目標を優先させるのか,ロバスト性を考慮することなく調整できることが分かった.

[2] 階層化最適制御則における情報集約が起こる条件について, 第8回SICE制御部門マルチシンポジウム (MSCS 2021), (2021)

従来の階層的な最適制御器設計法は,各階層においてグループ内のエージェント数・ダイナミクス・制御目標が各グループ同士で等しい必要があった(下図参照).本論文では,それらが異なる際にどのようなことが起こるのか,具体例をもとに調査を行なった.一般には最適性を保とうとすると階層性が壊れてしまう(各エージェントが他の全てのエージェントと通信をする必要がある).しかし,階層的な制御目標に”直交性”という特徴がある場合は,階層性と最適性を両立できることが分かった.

[3] エージェント数が異なる複数グループからなるシステムに対する階層化最適制御, 第65回システム制御情報学会研究発表講演会 (SCI`21), (2021)

従来の階層的な最適制御器設計法は,各階層においてグループ内のエージェント数・ダイナミクス・制御目標が各グループ同士で等しい必要があった(下図参照).本論文では,それらが異なる場合でも階層化最適制御器設計法を適用できるクラスを求めた.なお,本論文の議論に用いられる行列多元環とネットワーク構造の結びつきは,マルチエージェントシステムの制御分野に代数学を融合させたものであり,その意味で本論文の考え方は今後のマルチエージェントシステムにおける重要なポジションを獲得すると考えている.

Projects

微気象制御学 A02 能動的観測班

https://www.turb.gsic.titech.ac.jp/mmc/index.php

Funds

名古屋大学融合フロンティアフェローシップ事業 (研究専念支援金:16万円/月 研究費:25万円/年)

https://dec.nagoya-u.ac.jp/fellowship_information

Awards

第8回SICE制御部門マルチシンポジウム優秀ポスター発表賞, 2021

http://www.sice-ctrl.jp/about/award/honorees/

システム制御情報学会SCI学生発表賞,2021

https://sci21.iscie.or.jp/award/index.html

Interests

階層化制御理論, 抽象代数学(イデアル論, 表現論, 組み合わせ論), 非線形制御理論(ノンホロノミックシステム等), 幾何学(多様体論)

Short Biography

2022- : 名古屋大学 博士後期課程 (指導教官:椿野大輔) 研究室:http://jupiter.nuae.nagoya-u.ac.jp/

2020-2022: 名古屋大学 博士前期課程 (指導教官:椿野大輔) 研究室:http://jupiter.nuae.nagoya-u.ac.jp/

2016-2020: 東京農工大学 学士課程 (指導教官:田川泰敬) 研究室:http://web.tuat.ac.jp/~tagawa/

出身:東京都小金井市

E-mail Address

名古屋大学 東山キャンパス 工学研究科2号館 4階南棟 487号室

E-mail: fujita.kento[at]k.mbox.nagoya-u.ac.jp ([at] -> @)

Hobbies

旅行,卓球,将棋

インドのガンジス川にて

学部生時代の部活動