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Floater
ドローン輸送用自律浮上コンテナ:"フローター"

マルチローター型ドローンは上下垂直方向への稼働に優位があります。
その一方で小径プロペラを複数枚使用することは1枚当たりの翼面荷重が大きく、その総合揚力を大径のシングルローターと比較しても明確なスラストパワーの不利があります。
の不利な揚力(スラストパワー)の代償として気流に対して影響を受けにくいという特性があることから一般市場の多くのドローン操縦者からはドローンは気流の影響を警戒するほどには受けにくいと誤解されています

揚力が大きくなるに比例して気流の影響は受けやすくなります。
それは翼が気流から受ける影響に深い知識が大きな揚力を有する飛行体の航行に必須ということが言えます。

結論としてマルチローター型ドローンでの輸送は機材をどれほど強いモーターを備え、揚力の拡大に尽力しようともシングルローター機、固定翼機とは比較にならないほどに揚力の差が埋まらないということが言えます。

以前は注目されていたドローン輸送が2024年の現状ではトーンダウンしていること、大きな揚力のドローンが他メーカーから発表されるや否や積極的に新規参入する企業が目立ったこと
それらはコンビニ弁当や牛丼程度の重量以上のドローン輸送を可能にするための決定打とはならないことを示しています。
FLOATERはその解決策となることを願い、これまで全く試されてこなかった別の方法で効率的なドローン物資輸送を可能にするために企画されました。
異業種参入ばかりのドローン業界にあってハンググライダーを生み出す知見をもって参入したドローン業界においては弊社独自の解決方法でもあり、翼表面の流体論に基づいた「飛び屋家業」としてはトラディッショナルな手法によってごく自然な発想により製品として具現化され、実証実験中にあります。現状の実験では垂直離陸後に固定翼部分が水平飛行へと姿勢移行をすることに成功しています。

2次実験の内容は、斜面上昇風によってドローンの上昇操作の有無に関わらずコンテナ自体が上空へと浮上する実験を計画しています。

これによりドローンのスラストパワーおよびバッテリー消費に負担をかけることなく家屋などの建造物や車両、自然な崖形状の地形など至るところに発生している斜面上昇風をエネルギーとして浮上させたのちに、牽引のために接続したドローンで水平方向へと引き出してエア・スタートという飛行方法を可能とします。


2025年2月25日   特許出願 文献番号「特開2025-27528」
合同会社アドエア

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