テーマ「工学・臨床アカデミアによる未来医療の共創」
テーマ「工学・臨床アカデミアによる未来医療の共創」
会期 2025年11月20日(木) 8:50-11:50
会場 グランドニッコー東京ベイ 舞浜 (現地開催のみ)
この度、第33回日本定常流ポンプ研究会を、2025年11月20日(木)に開催させていただく運びとなりました。本研究会は、第63回日本人工臓器学会の開催にあわせ、グランドニッコー東京ベイ舞浜にて対面形式で実施いたします。
左心補助人工心臓は、臨床現場において目覚ましい成果を挙げておりますが、機能不全に陥った小児の心臓を補助する植込型補助人工心臓は実用化に至っておりません。また、左心補助によって一定の割合で発症する右心不全に対する治療選択肢も限られており、右心補助人工心臓は新たな治療手段として期待されています。
補助人工心臓は、多様な要素技術から構成される医療機器であり、また、高度な品質、有効性、安全性が求められます。この実現には、多分野の工学系研究者と臨床の最前線で活躍する医師が、共に未来の医療の価値創造に向けて挑戦することが不可欠です。
そこで、第33回研究会のテーマを「工学・臨床アカデミアによる未来医療の共創」と定めました。シンポジウム「小児および右心補助人工心臓の研究開発」では、多様なバックグラウンドを持つ工学研究者や臨床の最前線で取り組まれている医師に、現在の研究・臨床の状況についてご講演いただき、将来の医療について活発な議論を行う予定です。
また特別講演には、茨城大学の増澤徹先生をお迎えし、「All-Japanで挑む小児用補助人工心臓の研究開発」と題してご講演いただきます。さらに、一般演題も広く募集しておりますので、先生方におかれましては、ぜひ教室内での演題登録をご奨励いただけますと幸いです。
本研究会が、未来の補助人工心臓について考える貴重な場となり、実りある議論が交わされることを願っております。皆様と会場にてお目にかかれますことを、心より楽しみにしております。
当番世話人 岩﨑 清隆
早稲田大学理工学術院教授