フィレンチェ初日、午後からサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂見学。大聖堂の名は「花の(聖母)マリア」の意でフィレンツェの大司教座聖堂。ドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成される。
聖堂は全長153m、幅90m、高さ114m。ドームは八角形で内径43m。聖堂としては世界で4番目に大きい。
アウグスト・パッサリアによるマドンナと子供
ドゥオーモの前にある八角形の洗礼堂でフィレンチェの守護聖人ジョバンニを祀るギルべディ製作のジョバンニ洗礼堂の門。これはレプリカで本物は大聖堂付美術館にある
向いのサンジョバンニ洗礼堂の天国への入口 Lorenzo Ghiberti (1425-1452)による。これはレプリカ。
アンドレア・サンソヴィーノよるキリストの洗礼(1502-05)。右はヨハネ、左は天使。天使のみInnocenzo Spinazzi( イノセンツォスピナッツィ)が1792年に追加。
写っているのは上から3枚目。右上から時計回りにアブラハム、ヨセフ(ヨセフは兄弟たちによって井戸に投げ込まれました ヨセフは商人に売った ファラオへのヨセフの配達 ファラオの夢の解釈 ファラオはヨセフを称える ヤコブは穀物を拾うために子供たちをエジプトに送ります ヨセフは兄弟たちを認め、彼らを許し、彼らの父の家に帰ります、ジョシュア、モーゼ、イサク・エサウ・ヤコブ(エサウとヤコブの誕生エサウは父親のイサク・レベカに迎えられて狩りに出発し、ヤコブはラムスキンで欺瞞を企てます アイザックはヤコブを祝福します) ノア、
何世紀にもわたりフィレンツェの司教の埋葬に使われた。前身のサンタレパラータ教会の遺跡もある。
蓋
コジモ8世デメディチ大公は、ドーム内をフレスコ画にするために最後の審判をテーマにし、ジョルジョヴァザーリに仕事を任せた。内容は中世のカトリックの教義を表すものとしてトレント公会議によるもの。24の場面に分かれている。
ヴァザーリは最上部に近い黙示録の長老を描いたのち亡くなった。その後、フェデリコ・ズッカリとドメニコ・クレスティにより引き継がれた。キリストの雄大な姿は、反対側の表面にサタンがいる地獄のシーンにより対比さる。他の部分は、天使の聖歌隊、キリスト、マリアと聖人、美徳、聖霊の賜物、至福の教えを表している。ズッカリはメディチ家、皇帝、フランス国王、ヴァザーリ、ボルギーニ、ジャンボローニャ、その他の芸術家、さらには彼自身と彼の親戚や友人の多くを描いた。また、下からの眺めを最適化するため遠近法と色を変化させている。
正面はパオロウッチェッロによる時計。1443年完成。反対回りに動いた。四隅に4聖人の顔の絵がある。
聖母の戴冠式 ガド・ガディ作
クーポラ
黙示録の老人 ジョルジョ・ヴァザーリ
ドームはこちら
1419 クーポラ建設のアイディア募集のコンクールが行われ、ブルネレッスキ(Brunelleschi)が、型枠なしで造る事を提案。
1420 正式なコンクール勝者の発表はなかったものの、ギベルティと、ブルネッレスキの2人が大頭・大師匠として任命され、8月7日から建設に取り掛かる。
1425 建設に関しては不慣れなギベルティが失策をし、左官屋の反乱もあり、ギベルティは追放され、ブルネッレスキ一人の手に、仕事が。洗礼堂の扉のコンクールでも最後まで残ったブルネッレスキで、この2人は大変なライヴァルであった様で、ブルネッレスキはわざと不慣れな仕事をギベルティにさせた、とも!
1436 クーポラの屋根部分が完成。
1446 頂上の灯台部分の開始、
1461 一番上の円球と十字架が置かれ、建設完了。
1. Calotta(カロッタ、屋根のドーム)
内側は約2mの厚さ、外側はもっと薄く、基礎部分は1,3m、頂点部は90cm。
縦と横の仕切り壁で支えられたドラムの8角形の一つの辺からの壁の中は24の仕切りに分けられ、それぞれ内と外の壁が繋がり、外側を支えている
2. Scalo(スカーロ、引き上げ斜面)
工事労働者達の仕事や補填をし易くする為、2つの壁の間を石段が通っている。 窓から明かりを取った3段階の歩道で、最高部は直接に急傾斜を内側から外に出るようになっている。現在は見学用の通路となっている。幅は約1,2m.
3. Matton(マットーニ、煉瓦)
ブルネレッスキはレンガをヘリンボーン(杉綾織)に並べる方法を上部に、下部にはいろいろな手法が使われた。ヘリンボーン式はクーポラの傾斜に合わせ軽く内側に傾けるように、そして別のレンガとの間が少し開くように角を回して置き、隙間をモルタルで埋めた。これは衝動や振動を和らげ、ずれを防ぐ為の工夫。
4. Costoloni esterni(コストローニ・エステルニ、外側のリブ)
クーポラ基礎のドラムの角部分から延びる付け柱。
5. Embrici(エンブリーチ、瓦)
クーポラの外を覆う瓦。
6. Buche pontaie(ブーケ・ポンタイエ、組足場用の穴)
足場を組む為の梁を通した穴。
7. Lanterna( ランテルナ、灯台)
クーポラの頂上にある冠、小礼拝堂を模した大理石製で、美的な意味づけの他に、2つの層の壁が合い、閉じられた場所。
8. Volta interno(ヴォルタ・インテルノ・ヴォールト、内部)
ジョルジョ・ヴァザーリとフェデリコ・ズッカーリによってフレスコ画が描かれた。
9. Loggetta(ロジェッタ・外のバルコニー、通廊)
多分ブルネレッスキによって既に予見されていたと見られ、1512年にバッチョ・ダンジェロ・Baccio d'Angeloにより建設され初めたもののミケランジェロの「コオロギの巣みたいだ」という酷評により取りやめになった。クーポラの南東側に一部分のみ残っている。
10. Tribune morte・トゥリブーネ・モルト(使われない)観覧席
クーポラからの重量を外側に逃す為の張り出しの扶壁。
11. Oculi・オークリ・丸窓