場所/スケジュール:7201教室/月曜日 13:00 - 14:30、木曜日 13:00 - 14:30
担当教員:方元駒(y_fang@seigakuin-univ.ac.jp)
オフィスアワー:月曜日 16:30 - 17:30(8号館8716研究室)
最終更新日:2026年2月2日
[2025/2/2] 期末試験の集計結果をこちらでご参照ください。
[2026/1/17] 期末試験は2週間後の2月2日(月)に行われます。
[2025/11/13] 中間試験は2週間後の11月24日(月)に行われます。
[2025/10/25] 成績評価方法の一部を変更しました。詳しくは「第9回の配布スライド」をご確認ください。
[2025/9/25] 講義ページを公開しました。
ミクロ経済学は、「需要と供給の交点で価格が決定し、最適な資源配分が達成される」という考え方を重視しています。価格調整機能が重要であるため、ミクロ経済学は「価格理論」とも呼ばれます。授業の前半では、価格理論に焦点を当て、完全競争市場について学びます。
後半では、ゲーム理論の手法を取り入れ、不完全競争市場などのトピックを扱います。授業ではグラフや数式も出てきますが、高度な数学的知識は必要ありません。連立方程式や二次関数の基本的な性質を理解していれば、数学が苦手な方でも楽しく授業に参加できます。
中間・期末試験(60%)、ランダムに4回の出席確認(40%)によって評価します。
授業全体の3分の2以上に出席することが必要です。
教科書は指定しませんが、各回ごとに参考文献を提示します。
Lec 1. ガイダンス 9/29
授業の概要:進め方、教材、プリントの配布、成績評価を説明する;
ミクロ経済学とは何か、経済主体(家計・企業)の役割を紹介する;
Lec 2. 需要と供給(1) 10/2
需要・供給曲線:求め方、需要・供給の法則、マーシャルの罠;
応用例:タバコの需要を減らす方法、ロンドンの渋滞税;
Lec 3. 需要と供給(2) 10/6
市場均衡:均衡の求め方、比較静学分析(曲線のシフトの影響);
応用例:オバマ大統領とパパラッチ対策、コロナ禍の自動車市場;
Lec 4. 需要と供給(3) 10/9
弾力性:需要の自己価格弾力性、交差価格弾力性、所得弾力性;
注意点:弾力性は傾きと関連しているが、同じ概念ではない!
Lec 5. 需要と供給(4) 10/13
余剰(幸せ度)の概念:消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰;
応用例:9.11が航空業界に与える影響、豊作貧乏の仕組み;
Lec 6. 需要と供給(5) 10/16
価格規制・数量規制:政府の市場介入による余剰の変化を考える;
応用例:マクスの価格、最低賃金制度、タクシー乗車の市場;
Lec 7. 復習と演習問題(1) 10/20
復習の板書写真は、こちらのリンクからご覧いただけます;
演習問題:需要関数の導出、市場均衡の求め方、上限価格規制;
Lec 8. 需要と供給(6) 10/23
税金:課税前後の余剰変化、死荷重の計算、税負担の割合;
応用例:ホテル市場の宿泊税、労働市場の給与税、タバコ税;
Lec 9. 生産と消費(1) 10/27
生産関数:投入と産出の関係、生産関数の形状、収穫逓減の性質;
費用関数:可変費用と固定費用の違い、費用関数を導く方法;
Lec 10. 生産と消費(2) 11/6
利潤最大化:最適条件(市場価格=限界費用)、供給曲線の導出;
微分の紹介:n乗の微分、定数倍の微分、和の微分、積の微分;
Lec 11. 生産と消費(3) 11/10
消費者選好:好みに関する想定(合理性・単調性)、効用という概念;
無差別曲線:描き方、4つの特性、代替財・補完財の無差別曲線;
Lec 12. 生産と消費(4) 11/13
限界代替率:求め方、限界効用との関係、限界代替率逓減の法則;
予算制約線:傾きの意味(価格比)、予算線をシフトさせる要因;
Lec 13. 生産と消費(5) 11/17
効用最大化:最適条件(価格比=限界代替率)、需要曲線の導出;
ラグランジュ乗数法:解き方、乗数λの意味、特殊なケース(端点解);
Lec 14. 復習と演習問題(2) 11/20
復習の板書写真は、こちらのリンクからご覧いただけます;
演習問題:収穫逓増の性質、利潤最大化問題、限界代替率、効用最大化問題;
Lec 15. 中間試験 11/24
試験範囲(前回の授業までの内容)、スライド資料などの持ち込みは不可;
体調不良や交通機関の乱れなどで受験できない場合は、試験開始前までにご連絡ください。
Lec 16. ゲーム理論(1) 11/27
戦略形ゲームの定式化:参加者、戦略、利得;
均衡の概念:支配戦略均衡、ナッシュ均衡、両者の違い;
Lec 17. ゲーム理論(2) 12/1
ナッシュ均衡:互いに最適反応となるような戦略の組;
応用例:囚人のジレンマ、鹿狩りゲーム、男女の争い、チキンゲーム;
Lec 18. ゲーム理論(3) 12/4
展開形ゲーム:ゲームの木(点、辺)、から脅しの問題;
均衡の概念:部分ゲーム完全均衡、計算の仕方(後ろ向き帰納法);
Lec 19. ゲーム理論(4) 12/8
トピック:ゲーム理論が日常生活の中でどのように使われているかを議論する;
① 戦略形ゲームの例を探す(例:囚人のジレンマ、男女の争いなど);
② 展開形ゲームの例を探す(例:コンビニの出店、駆け込み乗車など);
役割分担:司会1人、書記1人、発表者1人。
Lec 20. 不完全競争(1) 12/11
クールノー競争:数量競争の場合のナッシュ均衡を求める;
市場構造の関係:独占市場、寡占市場、完全競争市場の関係;
Lec 21. 不完全競争(2) 12/15
ベルトラン競争:価格競争の場合のナッシュ均衡を求める;
シュタッケルベルグ競争:寡占市場における動学ゲームを考える;
Lec 22. 復習と演習問題(3) 12/18
復習の板書写真は、こちらのリンクからご覧いただけます;
演習問題:価格支配力、ナッシュ均衡、部分ゲーム完全均衡、クールノー競争;
Lec 23. 実験経済学 12/22
因果関係:たまたまの偶然、交絡因子の存在、逆の因果関係;
実験経済学:因果関係の判定、RCT分析、自然実験(日本の開国);
Lec 24. 情報の非対称性 1/8
期待値:確率、計算の方法、期待効用、期待利潤;
逆選択(隠された情報)、モラル・ハザード(隠された行動);
Lec 25. 混合戦略均衡 1/15
純粋戦略:ナッシュ均衡が存在しない可能性がある;
混合戦略:期待利得が均一になるような確率を選ぶ、奇数の定理;
Lec 26. マッチング理論(1) 1/19
安定結婚問題:男性、女性、好みの順序、安定性;
DA方式:安定マッチングを見つける効率的な方法;
Lec 27. マッチング理論(2) 1/22
DA方式の特徴:提案する側にとって有利な結果が選ばれる;
戦略的操作の問題:提案する側はウソをつくインセンティブがない;
Lec 28. マッチング理論(3) 1/26
トピック:DA方式の応用(聖学院大学のゼミ配属方法を議論する);
① 現行方式(=ボストン方式)を紹介する;
② 具体例を用いて、安定性や耐戦略性について検証する;
役割分担:司会1人、書記1人、発表者1人。
Lec 29. 小テストと復習(4) 1/29
選択問題:TBA;
記述問題:TBA;
復習の板書写真をアップロードいたしましたので、ご参考ください。
Lec 30. 期末試験 2/2
試験範囲:中間試験以降から前回の授業までの内容;
ノート、スライド資料などの持ち込みは不可;
体調不良や交通機関の乱れなどで受験できない場合は、試験開始前(13時00分)までにメールで私にご連絡ください。
<入門書>
<ミクロ経済学>
<ゲーム理論>
<経済数学>
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