受講者の声

インストラクター資格取得者体験談


ファミリーTOOKIEインストラクター

1期生 山本桐子


皆さま、こんにちは。

私は北海道ネウボラスタッフで、あいの里ネウボラ札幌代表の山本桐子(ひさこ)です。


この記事を読んでくださる皆さんは、ネウボラや子育て支援、社会活動に興味を持って何か動き出そうという前向きな方たちかしらと思いを馳せながら書いています。


20年以上前でしょうか、児童虐待のニュースが増えましたね。とても心が痛んだことを覚えています。


他人事と思えなくなったのは、近くに住んでいた母子世帯がネグレクトだったことでした。毎日のように児童相談所のスタッフが来て、我が家からも聞き取りがありました。かわいい女の子も暮らしていました。いつも髪はボサボサで、町内会の行事で話しかけると笑ってくれましたが、いつの間にか引っ越していました。


その後、子どもと関わる仕事を通して、虐待を受けたお子さんがパニックを起こしてしまった現場に遭遇したり、生きづらさを抱えるお子さんやご家族との関わりから、いつしか、「児童虐待を予防したい。それには何ができるのか」と考える日々が続きました。


結婚や出産を経て、通信制大学を卒業したのが2018年4月でした。テーマは「児童虐待予防とネウボラ」。ネウボラに興味があると周囲に話すと、共通の知人を通して北海道でネウボラ活動をされている先駆者の五嶋さんと対面することができました。2019年6月でした。


それは、札幌市の連携不足で、ことりちゃんという女の子が虐待により亡くなった年。


愛されるべき子どもが虐待で亡くなる社会を変えたいという、哀しみと怒りにも近い想いから、2019年地域サポーター資格取得、2020年にインストラクター資格を取得しました。


私のネウボラ活動は、当時札幌市から委託された歯ブラシ訪問がメインでした。他にも子育てサロンや児童館でのイベントスタッフとして活動するかたわら、パート勤務を続けていました。


2021年は、コロナ禍と長女の小学校受験が重なり家庭への時間が最優先となり、ネウボラ活動から少し遠ざかります。


その間も何かできる時にと思いを募らせ、物資の寄付があった際には短時間のお手伝いなど細々と続けていました。

現在は、地元の公立小学校に元気に通う長女(小2)と次女(年長)と夫の4人暮らしです。

家庭が最優先なのは同じですが、子どもたちとともにボランティア活動ができるようになったことで、私の情熱は再燃しました。


「ネウボラでーす」と各ご家庭に物資を配るときの子どもたちは生き生きとしており、誰かのために何かする悦びを自然と身につけたようです。

また、私自身も、インストラクター講習で学んだ対話や心理学、コーチングによって、より生きやすく、物事の捉え方、オーバーかもしれませんが生き方さえ整理されたように思います。


自己投資としては、最初は高価に感じるかもしれません。ただ、北海道ネウボラは自立型組織です。活動資金を五嶋さんの知恵と人脈と努力で得ています。これまで継続してきた信頼と実績により、札幌市の後援や助成金が認められる活動も多数あります。厚生労働省からの物資寄付を受け付け訪問事業を行うなど、活動は多岐に渡ります。知識と経験を身につけると報酬が支払らわれます(条件や価格の変動あり)。


何より、お金では買えない経験、日常生活に活かされる具体的な知識や思考能力が身につきます。

そして、ボランティアスタッフや資格を取得者にはインストラクターが全力でサポートします。その後のフォローアップ研修も整っています。


もし、一歩踏み出したい。でも、不安が大きい方は、自分自身がどのような人でありたいのか自分に聞いてあげてはいかがでしょうか。


その結果、もっと話を聞いてみたいという方はいつでもご連絡ください。ネウボラをやってみたい、資格取得を目指したいという方もぜひ一緒に成長しましょう。

まだまだ悩む方も、どうかご自身の考えを1番に尊重してあげてください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。ともに、ネウボラ活動ができる日を楽しみに待っています。