Face Shield Japanでは、今回の新型コロナウイルス蔓延のような状況下であっても必要な物資を必要されている施設に届けるためにはどうしたらよいかを考察し、社会の仕組みを提案するため、6月にこれまでフェイスシールドを届けた機関を対象にアンケートを実施しました。
Face Shield Japanは3Dプリンターを使ったフェイスシールドの製作、寄付を行っている団体です。
4月5日に現在高1の立崎乃衣(たつざきのい)に設立されました。
はじめは個人の活動でしたが、5月より、さらに多くの方にフェイスシールドを届けるため、立崎の所属する国際ロボコンチームSAKURA Tempestaと共同運営をしてまいりました。また、8月より運営、製作ともに完全にSAKURA Tempestaが行っています。
現在のような第2波ともいわれる新型コロナウイルスの蔓延により最前線で活動されている医療従事者の方やどうしても人と触れ合う必要のある接客業の方は日々不安の中で業務に当たられていると思います。Face Shield Japanでは、そのような方々のために何かできるのではないかと思い、フェイスシールドの寄付を行っています。
フェイスシールドにより、実際に使用する人にも相手の人にも、少しでも安心して頂けたらと思っています。
私達SAKURA Tempestaは千葉工業大学津田沼キャンパスを拠点とし、世界中から94,000人の中高生が参加する世界最大級のロボット競技会、FIRST Robotics Competition (通称FRC)に参加しているロボコンチームです。
私達の活動は主に「ロボット製作」「チーム運営」「アウトリーチ活動」の3つで成り立っており、それら全てを中高生が主体となって行っています。
2018 Season : Rookie All Ster Award受賞
Rookie Inspiration Award受賞
Highest Rookie Seed Award受賞
2019 Season : Chairman`s Award受賞
2020 Season : Chairman`s Award受賞
旧バージョンのモデルをお送りした先にアンケートを取り、問題点等を修正したモデルです。
立崎が設計を行いました。
フレーム幅は1cmで、額に当たる広い範囲にスポンジがついています。激しい動作をしてもずれにくいです。
後ろのゴムは調整可能なため、丁度よい長さに調節することが出来ます。
シールドが傷ついてしまった場合などはプラ板や硬質カードケースをご購入いただき、穴を同じ位置に開けていただければ取り換え可能です。取り換え方法はこちらから
フレーム部分:PLA樹脂(3D プリンターによる造形)(使用材料はこちら)
シールド部分:硬質カードケース
ゴム:ボタンホールゴム(使用材料はこちら)
スポンジ:10㎜厚の低反発エプトシーラー(使用材料はこちら)
・重量が70gから46gに軽減
・1つ当たりの製作時間が2時間半から1時間半に短縮(造形時間は2時間から1時間に半減)
・1つ当たりのコストが700円から300円に削減
・シールドの素材がプラ板から硬質カードケースにかわり、壊れにくくなった
・スポンジの付いた範囲が広くなり、より滑りにくく、長時間つけた時の痛み等も軽減された
・旧バージョンでシールドの下についていたフレームをなくすことで製作時間を短縮(性能的には問題のないことを確認済み)
3Dプリンターメーカー「Prusa」が出しているフェイスシールド作成用のモデル(https://www.prusaprinters.org/prints/27950/collections)を使用しています。
フレームの装着した際、額に当たる部分には一部スポンジがつけられており、さらに後ろのゴムの長さが調整可能のため、激しく動いてもずれることはありません。
フレーム部分:PLA樹脂(3D プリンターによる造形)(使用材料はこちら)
シールド部分:0.4㎜厚のPS板(使用材料はこちら)
ゴム:ボタンホールゴム(使用材料はこちら)
スポンジ:5㎜厚の低反発エプトシーラー(使用材料はこちら)
・フェイスシールドのプラスチック部分は過度な力がかかると割れてしまうため、ご注意ください。割れ目の鋭利な部分は怪我につながる恐れもあります。また、素材は熱に弱いためご注意ください。
・装着時には後ろのゴムの長さを調節してください。ゴムには等間隔に穴が開いているのでちょうど良い長さになるよう突起に付け替えてください。余った分は切ってしまって大丈夫です。
この活動は6月頃までは私個人の活動であり、フェイスシールドの作成、配送にかかる費用を私が所属しているロボコンチーム「SAKURA Tempesta」から10万円支援してもらっていました。また、活動費不足のため、SAKURA Tempestaから12万円分の支援金の寄付を募ってもらいました。5月3日より、Face Shield Japanでも29万7000円の寄付を募集致しました。
現在はSAKURA Tempestaのメンバー数人で運営、フェイスシールド作成をしており、オートデスク株式会社様に「新型コロナウィルスに対応して慈善活動を行っているNPO団体への基金」の対象にSAKURA Tempestaを選んでいただき、Autodesk Foundation様から2万5000米ドル(約260万円)の支援をいただきました。
2020/4/21 Dr.T様
2020/4/21 市川智光様
2020/4/21 KAZAMA366様
2020/4/22 足立病院 院長 澤田守男様
2020/4/22 くろさわ矯正歯科 スタッフ一同様
2020/4/22 立入 智恵子様
2020/4/22 株式会社GRIPS様、株式会社SmartOne様
2020/5/3 株式会社計数技研様
2020/5/3 中村 多恵様
2020/5/3 藤沢パーク歯科クリニック訪問部様
2020/5/4 西垣医院様
2020/5/4 タイガーマスク様
2020/5/11 総和リアルティ株式会社様
2020/5/23 匿名様
2020/5/23 匿名様
2020/9/5 Autodesk Foundation様
2020/5/20 株式会社フィスト様、大西化工株式会社様
2020/5 NAGOYA SHACHIHOKOの皆さん
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なかじま歯科医院院長 中島潤子先生に記事を書いていただきました。
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